公式戦では勝てないチーム~その2~

サッカー
この記事は約6分で読めます。
スポンサーリンク

全国大会など、大きな公式戦

優勝候補と言われながら、いつも予選敗退する。

練習試合では、常に勝利しているが、公式戦になると、敗戦する。

このような、チームはどこの地区にでも存在するであろう。

今回のブログテーマは、そんな話の続き。

DAZN
スポンサーリンク

試合は3つに分類してみよう

「練習したことを試合で試していく」

選手育成には、欠かせない事であるが、それだけでは試合に勝てない。

大事な公式戦で「勝利」を目指す場合は、それまでにいくつかの準備が必要だ。

それには、試合を3つに分けて検討すべきだろう。

 1.練習した事を試していく 「練習試合」

 2.公式戦の準備をする 「準公式戦」

 3.勝利を優先する 「公式戦」

ここで、注意しておきたいのが、3つの振り分けは、指導者がどういう意識で取り組むかの違いだけであり、

一般的な「公式戦」がすべて、ここでの「公式戦」にあたるわけでもないということ。

例えば

 「練習試合」⇒ 同じチームとの連続試合、 通常のカップ戦 など

 「準公式戦」⇒ 通常のカップ戦、公式戦(リーグ戦)など

 「公式戦」⇒ 全国大会、次に繋がる大きな大会など

前回のブログでは、「練習試合」について、記載したので、今回は、その続き。

「準公式戦」でやるべきこと

プロ野球では、キャンプ(練習試合)をして、即、公式戦にはならない。

ペナントリーグ(公式戦)が始まる前にオープン戦なるものがある。

ここで、公式戦に対する準備をする。

少年サッカーも、同じく、公式戦に入る前に、4つの準備が必要です。

1.緊張になれること

6年間の集大成である「全国大会」では、チーム優劣関わらず、選手達は緊張してしまう。

特に、勝利して当たり前の 強豪チームであれば、あるほど 勝たなければならない プレッシャーは半端ない。

普段の練習試合では、緊張感なくプレーしていて、いざ、本番では、緊張に対する免疫が無さすぎる。

大舞台であっても、同じ事を繰り返すことで、緊張感は慣れとなり、緊張度合いは、変わってくる。

そのために、この「準公式戦」で あえて、選手達には、 プレッシャーをかける。

強豪チームの監督の中には、罵声を浴びせる監督が存在するが、善悪は別として、これもその1つの手法といえるだろう。

監督が与える選手のプレッシャー、失敗したら怒られる、、、などの緊張感は、少しずつ免疫ができてくる。

そして、次第に慣れてくると、適度な緊張感を楽しめる様になり、大舞台でも緊張でガチガチになる事なく挑めるのだ。

プレッシャーをかける方法は、試合前に「優勝しよう」「勝とう」など、言葉をかける事でも可能だ。

普段から勝ちたい子供達に対して、指導者から、同じ言葉をかけられると、プレッシャーは増す。

そして、実際にカップ戦などで決勝戦まで勝ち進むと、観客も多くなり、本番に類似したプレッシャーの中でプレーできるのだ。

つまりは、普段から「楽しく、気楽に試合に挑む」だけでは、プレッシャーに押しつぶされる場合がある。

普段から、プレッシャーを感じ慣れておくことで、本番の緊張を楽しめるようになるのが、理想だろう。

2.やる気スイッチを探すこと

試合前や試合中のミーティングで、選手の技術、体力に変化することはない。

変化できるのは、選手の心=やるきスイッチ である。

だからこそ、選手にどのような言葉をかければ、結果がでるのかを探る。

ここで注意したいのが、「褒められると良いプレーが連発した」 ということで、普段から褒め続ける事は避けるべき。

これは、先の「緊張」と同じく、同じ事を続けると「褒められる」に慣れてしまい、効果は薄れていく。

ポイントは、普段は、厳しく、怖い監督が、選手を褒めると絶大な効果あると感じる。

だからこそ、選手に対しては、厳しさと優しさの両方で接する事が必要なのだろう。

話はそれるが、、冬の寒さの中では、暖房の温かみに有難みを感じ、

夏の猛暑の中では、エアコンの冷風を気持ち良く感じる。

そんな 温暖差が指導者にも、必要なのかもしれませんね。

ただし、愛情があることは、大前提となりますがね。

最後に、付け加えておくが、「試合に勝つ」事を意識させると、ゴールへ向かう意識が強く働き、

「縦」「前」「早く」の傾向が強くなる。

そこで、どのようにスイッチを押せば、「横」を意識できるか、「ゆっくり」を意識できるか、を掴む事が、ポイントとなる。

3.試合展開に応じた準備をすること

試合に勝つには、当然、メンタルだけでは、難しい。

いわゆる、相手を分析した 「戦術」なるものが必要となる。

「戦術」に関しては、今回は割愛するとして、準公式戦では、試合の流れに応じた準備が必要。

負けている時、どうするか?

勝っている時、どうするか?

PKの時、どの順番か?

など、本番(公式戦)を想定した戦い方をするのが、準公式である。

そして、最も準備をすべき点は、点の取り方。

 セットプレーでは、いくつかのパターンを練習しておき、準公式戦で試してみる。

 残り10分の段階では、パワープレーに移行して、それまでとは異なった戦い方をする。

 攻撃の枚数を増やして、得点を狙う。

など。

公式戦で、優勝を狙うならば、「勝利」が必要であり、「勝利」するためには、「点を取らなければならい」のである。

普段は、流れの中で得点で良いのだが、それ以外のオプションは、準公式戦を通じて準備しておいた方が良いだろう。

4.自チームと対戦する場合を想定すること

最後にすべきことは、実際の相手を具体的に想定して、戦いに挑むこと。

ここで、重要なのは、本当に想定した相手と戦わないことだ。

6年の全国大会間際になると、同じ地区での試合は避けるのがその一例。

直前に、同じ地区のリーグ戦があったとしても、そこでは、本番(全国大会)とは違った戦い方をすることもある。

そして、ライバルチームを想定した別地区の相手と対戦した時に、本番でやるべきことを試す。

もう1つ大切な事は、仮に、自分達と同じチームと戦うならば、どうするかを考える。

相手チームの立場になった時の事を想定すること。

普段の練習試合で負けているチームならば、守備固めをして、カウンター狙いの手法をとるだろう。

すると、自分達がやるべきことは、守備固めで人数が多い密集地帯の状況で、どうやって得点をあげるのかを考える。

また、カウンターの対策をどうするか、を常に頭に入れて置く。

これらの事を想定して、挑むのが「準公式戦」である。

まとめ

試合は3つに区分できる

1つは、「練習試合」で詳細は、前回ブログで紹介した。

2つめは、今回のブログにある「準公式戦」

公式戦の前段階として、各種準備をしておこう。

試合が少ないチームが本番で結果を残しにくいのは、「公式戦」を想定した「準公式戦」の闘いが少ないのだろう。

では、次回は、最後の「公式戦」について記載します。

最後まで読んで頂き有難うございました。

下記のバーナーから、サッカーブログサイトへジャンプできます

にほんブログ村 サッカーブログ 少年サッカーへ

コメント

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました