長年サッカーの指導者を続けていると、強豪チームの傾向についても色々と気づく事がある。
そこで、今回は、強豪チームをテーマにしてみる
強豪チームとは
辞書で「強豪」を調べると、強くて手ごわい相手。勢いがある。などがでてくる。
つまりは、具体的な数字がなく、自分視点でどうかということ。
そこで、強豪を数字化するのは、連載テーマにしているので、そちらを確認して欲しい。
今回は、各都道府県で、ベスト8以上になるであろうチームについて、どの様な傾向があるのかを上げてみる。
強豪チームの傾向
まず、低学年での結果は、ほぼ参考にならないという事は、伝えておこう。
4年以降から、セレクションでチーム構成されたり、移籍も活発になる。
全国を代表するチームの中には、6年生では、メンバーが大きく変わってるなんて事も珍しくない。
また、低学年のサッカーは、GKの身長が低いので、高いシュートを打てばほぼ入る。
しかも、チームでの守備は確立されず、選手の意識差も大きいので、大量得点差の試合はとても多い。
しかし、6年に近づくにつれて、得点シーンは少なくなり、点差も縮まる。
結果、本当に強いチーム、いわゆる、強豪のみが、結果を残していくのだ。
では、強豪チームの最近の傾向をみていこう。
強豪の2つの傾向
①有名チームに移籍選手が集まる
強豪で有名なチームには、良い選手が集まる。
強豪でないチームとの一番の差は、、選手レベル。
つまりは、指導者レベルは、本人の努力により、強豪に近づくことはできても、才能ある良い選手を数多く集める事は、一般チームには難しい。
良い選手が集まれば、当然、質の高い、強度の高い練習、試合ができる。
それを求めて、強豪で有名な評判のあるチームに選手が集まる。
最近は、ネットなどで保護者同士の交流も盛んなので、ますますその傾向は強い。
また、有名チームでは、他府県の強豪有名チームとも、交流があり、試合ができる。
これも選手達にとっては、大きなメリットとなる。
このように、名前があるチームでは、
優秀な選手が集まる → 質の高い練習、試合ができる → 良い結果、内容がでる → 選手が集まる、、、、
の好循環を繰り替えす。
典型的なのは、高校サッカー。
全国レベルの常連校は、いつも同じだ。
②幼児からの教育をしている
名前の無いチームであっても、稀に、飛びぬけた実力ある学年がある。
このような学年(チーム)の特徴は、小学校前から、同じ仲間でサッカーを続けてきた。
しかも、保護者は、サッカーについて勉強熱心で、、、保護者コーチになる方もいる。
本来なら、移籍中心よりも、このような チームの姿が理想だと思う。
街クラブが目指すべき姿も、これであるだろうが、最近は、名前のあるチームは移籍中心。
練習会場となる、市町村の名前を掲げているチームであっても、地元の選手は少なく、1時間以上かけて、通っている選手もいる場合もある。
まとめ
最近の強豪チームの傾向は、2つのパターンがある。
①移籍中心
②幼少期からの一環指導
今後、サッカー人口を増やすには、移籍中心でなく、地元選手が中心となる強豪チームが増える事を期待したいものですね。
最後まで読んで頂き有難うございました。
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