強豪チームへの道~第7話~

サッカー
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1年生からサッカーを始めた同じメンバー中心で、6年生の全国大会を目指す。

これをテーマに掲げた、ブログ連載記事。

今回は、約2カ月ぶりの継続版です。

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前回までの内容

1,2年生では、一般的なサッカー練習 よりも、運動能力を向上させることに重点を置いた方がよいだろう。

そのためには、徹底的にボールに触れるドリブルが手っ取り早い。

具体的な練習法は、ユーチューブで紹介されているので、ここでは省略。

ただ重要な事は、いくつかのポイントはチェックすること。(具体的な内容は、過去の記事を参照ください)

3,4年生では、基礎を継続しながらも対人がメインとなる。

1対1の強度をあげるために、パス無2対2 を利用

パスも少しずつ習得させるが、最初は、足元パスを徹底する。

慣れてくると、フットサル戦術「エイト」などを利用して、動きを覚える。

これら、詳細は、過去ブログを参照して頂きたい。

3,4年のテーマ 守備

幼少期にサッカーを始める選手は、シュートを打ちたい、点を取りたい、相手を抜きたい、、、など、攻撃に憧れを抱く。

だから、最初に練習するのは、ボールを扱う事が中心となる。

試合でも、攻撃して、点を取る事が一番の喜びで、守備の事は忘れがち。

しかし、カテゴリーが上がってくると、失点しない。のは鉄則となり、チームとして、守備をする事について学ぶ必要がある。

この最初の段階が、3,4年生となるだろう。

だが、1、2年の間も、守備については、全く考えさせない事はない。

団子サッカーの中でも、ボールを奪われたら、取り返す、ゴールに戻るなど、基本的な事は、教えておきたい。

また、ボールを持った選手の守備(1対1)は、継続して経験の中から学んでいく必要はあるだろう。

この辺りは、今までのブログに記載しているので、省略。

前置きは長くなったが、3,4年での守備について、はじめよう。

マークすること

指導者は、マークの方法として、

「相手とゴールの間(内側)に立つ」「ボールと相手を見る」

など、一般的な事を伝えるだろう。

しかし、選手達は「相手にボールを触らせてはいけない」という思考が強く働き、最初の頃は、相手にぴったりとひっつく。

典型的な場面が、コートの中央右側にボールがあり、相手左サイドの選手が、タッチラインぎりぎりにいた時、だろう。

選手達は、教えられた事を実践しているのに、試合中に、指導者から、立ち位置を指摘されることとなる。

これは、2つの事を教えて教えてないからだろう。

①マークの比率(カバーの意識)

ボールを持った選手に対して、味方選手が対応する。

この時、味方選手の守備意識は、ボールを持った選手に100%となる。

しかし、抜かれた場合は、チームの誰かがカバーする事となる。

すると、カバーする選手には、もともとマークについていた選手がいるのだが、マークを外す事になるだろう。

このマークが外れた選手は誰が見るのか???

この時に、マークの比率(カバーの意識)の思考がでてくるのだ。

例えば、右サイド中央で1対1の状況

カバーに入る中央の選手は、自分のマーク と 抜かれた時のカバー(マーク) を 50% と 50% など、状況に応じた比率で見なければならない。

また、左サイドの選手は、外れた中央の選手と 自分のマーク(左サイド) を30% と70% など状況に応じた比率で見なければならいない。

この事を理解していると、先の事例で述べた、ボールがないサイドでぴったりとマークする(100%意識)は、不正解であると認識することができる。

②ボールを奪った後の展開

攻撃は最大の防御なり。

と同等の意味合いとして、「守備もまた、最大の攻撃なり」

つまりは、ぴったりマークでは、ボールを奪った後も、相手が近くにいる状況となる。

しかし、相手から離れた位置でボールを奪えると、フリーでボールを奪える事となり、攻撃の大きなチャンスが生まれるのだ。

先のサイドの事例が典型例であり、タッチラインギリギリにいる相手選手に対して、より中央でパスカットできたなら、広いスペースを活用できるチャンスが生まれる。

小学生の試合では、サイドチェンジのロングパスをカット出来た時、カウンターのビックチャンスが生まれるのは、良くみる光景だ。

練習での習得方法

先の事例の通り、マークに対して重要な事は、「距離間」を教える事。

パスカットのブログでもあげたのだが、相手にぴったりマークされている選手に、パスは出しにくい。

パスが通ると思うので、味方にパスを出す。

この「パスが通ると思わせる距離間」を開けて、マークする、そして、そこを狙ってカットする。

これは、幼児サッカーの、ゴールキックの時のパスカットが典型事例だ。

さて、話は、それたが、3,4年時での練習で距離間を身に付けさせるには、2対2などの練習だろう。

ボールを持った選手に味方が対応。

もう1人の選手は、カバーとマークの両方を 比率を変えながら 考慮しなければならいない。

ここで、より具体的に選手達に理解させるには、プレーのスロー再現。

現場で、コマ送りにして、選手達に動きをさせる。

ボールは、コマ送りできないので、誰かが手でボールを持ち、ボール役とする。

選手が1歩進んだとき、、ボールは3歩進むなど、工夫を凝らして、パスカットの立ち位置を理解させる。

言葉では、説明しずらいのですが、、、スロー再生、ゆっくりドリブルなどは、動きを理解するには、とても良い効果が生まれます。

試合での活用法

守備での、マーク、カバーを試合で教えていくには、チームとしての約束事(戦術)を共通理解させる必要がある。

ポジションAのカバーはB、BのカバーはC、CのカバーはD、、、など。

すると、試合でも、自分のマークだけでなく、カバーをする思考が働くので、ぴったりマークする事はなくなる。

当然、ボールに近い場面では、ぴったりマークが基本となるのだが、ボールが近いので、選手達も、離れることはない。

では、約束事を一番効果的にやりやすいのは、、、どのフォーメーションか?

それは、縦、横、ともに、バランス良く距離感のある。 3-3-1だろう。

この形は、育成段階では、他メリットもあるので、以前のブログにも記載している。

詳細を知りたいかたは、こちら を参考にしてください。

まとめ

強豪チームを作るための連載ブログは、今回で7記事目です

3,4年の段階では、個からチームへ移行する大事な時期。

その中でも今回は、強豪と言われるチームの必須事項である「チーム守備」の基礎となる部分を紹介しました。

記載している途中で、過去ブログにも抜けてる事があったことに気付きましたが、また、訂正版として、更新しようと思います。

このブログが何かのお役に立てば幸いです

最後まで読んで頂き有難うございました。

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