身近にプロサッカー選手がいたならば、私も、やれば、できるんだ。
という錯覚に陥ってしまう。
身近に東大卒、医者、芸人、映画監督、、、、がいれば、、
私もきっとなれるんだ、、と錯覚に陥ってしまう。
夢を追う子供ならば、一直線に向かってすすむのは良いのだろうが、
親としては、現実を知り、他の可能性も見つけたい。
というのが今回のテーマ
強豪チームにいると錯覚に陥りやすい
先の通り、身近に夢のある職業に就いた大人がいると、子供も身近な存在。
私も、大人になれば、同じ様になれるんだ、と錯覚に陥ってしまう。
プロ選手を輩出しているクラブであれば、同じ確率で、プロになれるという錯覚。
チームで主力であれば、、プロが近い?と勘違いする。
では、具体的に、プロになれる確率は、、、どれくらいなのだろう??
まずは、現在の小学生(1年~6年)は、おおよそ 600万人。
各学年ほぼ均等で、男女差も大きな変化が無いとすると、、1学年のおおよその人数は、50万人。
一方で、毎年 プロになる選手は、、おおよそ100人前後と言われている。
単純な確率で言うと、、、、100/50万(男子のみ) = 0.02%
サッカー経験有無関わらず同じ学年の 5000人の男子の中で1人だけ プロになれる。
さらに、イメージを具体化してみる。
1クラスの男子人数が15人とすると、333クラスのうち、プロになれるのは1人。
1学校で平均3クラスとすると、約100学校のうち、1人がプロになれる。
つまり、プロになれるのは、100学校のうち、1人だけで、2番手、3番手はダメ。
親子とも、この意識がないと、実際にプロになるのは難しい。
東大に入れる確率は?
ちなみに、東大に入れるのは、毎年3000人程なので、
単純な計算で、3000/100万人(男女) = 0.3%
333人中 東大に入るのは 1人。
先の通り、クラス30人とすると、11クラスで1人。
1学年3クラスなら、3~4学校で1名。
サッカーだけしか知らない人は意外だろうが、、単純な計算だけなら、
東大に入るのは、4学校で 1番成績が良ければOk
プロサッカー選手は、 100学校で 1番になればOk
実際には、外国人、浪人、、、など、諸条件を加える必要はあるだろうが、、確率が逆転することはないだろう。
データを踏まえてやるべき事
強豪チームに所属すると、 親子ともに サッカー中毒になってしまいがちだ。
後先考えずに、夢中で遊び、疲れて寝てしまう、、のは子供の特権だが、、大人が同じ様になってしまっては、家庭が崩壊するのと同じ。
大人としては、本当に冷静に子供の将来の事を考えて欲しい。
周りが、サッカースクール漬け、なので、同じ様にする。
周りが、サッカー外の習い事をしてないので、それに従う。
周りが、、、、、
特に、子供が低学年で強豪チームに所属する場合は要注意。
サッカーの低年齢化が進み、周りがサッカー漬けになっているが、、本当に同じ様で良いのだろうか?
もっと、他の選択肢はないのか?
子供の可能性を潰してないのか?
親の夢を押し付けてないのか?
プロを目指さないならば、、もっと、もっと、他の遊びも教えるべきでは??
というか、、子供と一緒に居れる時間は、あっという間に過ぎ去ります。
老後、思い出すのは、悲しい思い出か、楽しい思い出か、、どうするかは今のあなた次第です。
まとめ
強豪チームに所属すると、プロを身近に感じて錯覚に陥る。
特に、低学年の場合は、このまま同じ様にすれば、きっとプロに近づける?と思いがち。
このため、毎日、サッカー、サッカー、の中毒になってしまう。
子供が夢中になるのは、特権であるが、大人が同じ様になるのはどうだろうか?
子供の将来を考えて、何のために、サッカーをするのかを考えた方が良いだろう。
プロを目指さないならば、幼少期から、サッカーしか知らないのは、他の可能性を潰さないか?
冷静な判断も必要なのかもしれませんね。
最後まで読んで頂き有難うございました。
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