全国大会など、大きな公式戦
優勝候補と言われながら、いつも予選敗退する。
練習試合では、常に勝利しているが、公式戦になると、敗戦する。
このような、チームはどこの地区にでも存在するであろう。
今回のブログテーマは、そんな話。
試合は3つに分類してみよう
「練習したことを試合で試していく」
選手育成には、欠かせない事であるが、それだけでは試合に勝てない。
大事な公式戦で「勝利」を目指す場合は、それまでにいくつかの準備が必要だ。
それには、試合を3つに分けて検討すべきだろう。
1.練習した事を試していく 「練習試合」
2.公式戦の準備をする 「準公式戦」
3.勝利を優先する 「公式戦」
ここで、注意しておきたいのが、3つの振り分けは、指導者がどういう意識で取り組むかの違いだけであり、
一般的な「公式戦」がすべて、ここでの「公式戦」にあたるわけでもないということ。
例えば
「練習試合」⇒ 同じチームとの連続試合、 通常のカップ戦 など
「準公式戦」⇒ 通常のカップ戦、公式戦(リーグ戦)など
「公式戦」⇒ 全国大会、次に繋がる大きな大会など
の様に、同じカップ戦であっても、「練習試合」とするのか「準公式戦」として挑むのかの区分しておくということだ。
ところで、この分類は、選手に伝える必要はない。
なぜなら、選手は、常に「勝利したい」気持ちが優先するので、その感情的な部分は抑える必要はないからだ。
ただし、指導者は、常に冷静に「育成」という思考は持ち合わせるべきだということ。
では、具体的に、それぞれの区分の試合詳細を紹介してみよう。
「練習試合」でやるべきこと
基礎が不十分な小学生の段階では、練習した事を試合で試す必要がある。
ここで間違ってはダメなのは、試合で不十分な点を練習するのではないということ。
日本代表など、基礎が出来ている段階では、「試合」の結果を練習で修正していく必要があるだろう。
しかし、小学生の段階は、あくまでも、練習主体で考えるべきだ。
なぜなら、「試合」が主体ならば、試合の目的である、勝つ事が最優先になってしまうからである。
勝つ事が優先で練習するならば、守備選手と攻撃選手の練習メニューは変える必要がでてくる
極端な例ではあるが、
守備選手が、ピンチの場面でボールを奪われ、失点し敗戦した。
この試合結果を練習で修正するならば、ピンチの場面ではクリアしよう。
そして、、、、、練習でクリアの練習をする。
以前のブログでも記載したが、クリアこそ、育成段階の選手には役立たない。
また、「勝利主義」がマンネリ化すると、、、「試合に出れない控え」選手が多発し、育成そのもののが崩壊してしまう。
逆に、練習で実施した事を試合で試すのであれば、、
練習で全選手が実施している「シュート練習」は、どのポジションであっても、試合で試せるチャンスを与える事になる。
守備の選手は、状況により、攻撃選手を跳び越して攻撃参加させる。
試合展開によっては、ゴールキーパーをフィールドで出場させる。
すると、練習したシュート練習は、試合で試せるのである。
また、普段一緒に練習している選手達が、試合に出れないのは、考えられない。
まとめ
試合は、3つに振り分けて挑んだ方が良いだろう。
今回は、その1つである「練習試合」について紹介しました。
次のカテゴリーでは、どのポジションになるか分からない、小学生でだからこそ、練習で積み上げてきた事を、試合で試して欲しい。
それが、練習試合でやるべきことだろう。
練習試合では、勝てるけど、公式戦では勝てないチームは、
試合の3つの振り分けがうまくできてないチームだと感じる。
それでは、以降のブログで、残り2つの試合について記載してみます
最後まで読んで頂き有難うございました。
下記のバーナーから、サッカーブログサイトへジャンプできます
コメント