足裏のツボを押さえる時、手全体よりも、指1本で抑えた方が より痛みを感じる。
さらには、手指の腹の部分よりも、指先1点で抑えた方が、より痛みを感じる。
つまりは、同じ力ならば、面積が小さい方が力(圧力)は強く伝わるという事。
これは、サッカーの動きでも、応用されているというのがテーマ。
加速をする時に有利な接地法とは
先の話は、同じ力ならば、接触面積が小さい方がよりパワーが伝わりやすいということだ。
これは、走りで加速する時にも同様の理屈が成り立つ。
地面により強い力を加えた方が、より速い動きができるということ。
所説あるが、足の母指球で接地するよりも、足の指で接地した走りをした方が、より加速力はあがるという事だ。
これは、従来までの日本の陸上競技では、足のかかとで接地する「ヒールストライク走法」が主流であったのだが、アフリカ選手達がつま先接地である「フォアフット走法」で記録を伸ばした事により、より注目される様になった。
大迫選手も、この走法で常識破りの記録、と言われた事もありましたよね。
サッカーでも、「フォアフット走法」=かかとをつけない 手法は、多くの場面で応用できる。
例えば、足を接地したまま回転したいとき、かかとを付けた状態では、回転できない。
90度、180度、方向転換する時には、まさにこの状態。「足のつま先で回転する」
実は、この動き、運動ができる子供達は、何も教えずとも自然にできるのだが、、外遊びをしない子供達は、出来ない事が多い。
さらに、フォアフット走法をしている選手達の「ふくらはぎ」の筋力は 半端ない。
自然と筋力アップにも繋がっているのかもしれない。
一方で、筋力がない選手がこの走法をすると、怪我のリスクは高まるとも言われている。
先の指圧マッサージ。指先でやると、、指負担も大きいすものね。
停止をする時に有利な接地法とは
加速時には、接地面を小さくする方が効率的に力が伝わるが、、停止する時はどうだろう。
停止する時の力を 小さな面積で受けると、、それだけ負担は大きくなる
向かってきたボールを 指1本で 止めるのか、手全体で止めるのか を考えても直ぐにわかるだろう。
つまりは、停止する時には、より大きな面積で接地した方が有利だということです。
この時、足全体をどの様に接地させるのかは、次の動き や 選手の個性により異なってくる。
例えば、サイドラインを直線上にドリブルして、コーナーフラッグ当たりから、折り返しのボールを蹴る。
この時、軸足は、身体に対して、90度以上の向きに接地しないとうまく蹴れない。
多くの選手は、足全体で接地して 止まれているものの、、、角度が悪いので、ボールが流れてしまい、ゴールキックになる。
身体を捻って、足首を曲げる動きをする事が大切です。
実は、この動きは、ドリブル練習の中に組み込まれている。
アウトサイドのターン。
しっかりとドリブルの練習をするチームは、足首の動き、身体の捻りも意識させている。
つまりは、ドリブル練習とはいいながらも、、その他動きにも役立つ 要素を想定して練習させる。
ちなみに、これはラダーも同じ。
今後の試合状況で役立つ動きは何を想定して、身体のポイントを指摘する。
最後に、急停止、急加速は、足の負担も大きいので、怪我のリスクも高まります。
そこで、インソールを活用している選手も多くいるので参考までに。
まとめ
足が速くなくても、緩急など、動きのキレを出す事で、試合で活躍する事ができる。
キレのポイントになるのは、足の接地の仕方。
加速するには、足指を中心とした点接地である フォアフットが有利。
停止するには、足裏全体の接地が有利。
接地の仕方は、次の動きを想定して変化させること
ちなみに、陸上では、一定方向の動き前提なので参考にならないですが、
バスケットなど、キレが重視される他のスポーツでは参考になる資料もありますので、探してみてください。
最後まで読んで頂き有難うございました。
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