監督がチーム構成をどのように考えているか

サッカー
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ジュニアの公式戦は8人制が採用されていますが、

チームをどのように分けるか、チーム構成をいつ検討するか、など、気になるところだろう。

そこで、今回は、チームの分け方をテーマにしてみた。

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チーム構成の4パターン

クラブの最終目標は、概ね 6年生の12月に行われる 全国大会となるだろう。

そこに向かってどのようなスタンスをとるかは、クラブ、または6年監督によって異なります。

では、それぞれのパターンについて確認してみよう。

①実力主義でのレベル分け

学年関係なく、クラブ全体からトップ選手を選出してチームを作る。

強豪チームでは、6年生主体で5年生を数名含み構成する事もあるが、稀に4年生が含まれる事もある。

私の身近にも、4年生だった選手が、6年トップチームでも支障なくプレーできていた。

この体制を取れるクラブは、上下学年の選手ともに刺激となり、単独学年だけで活動するよりも選手が伸びやすくなる。

一方で、競争が激しくなるため、競争から外れた上位学年の選手からは不満の声があがり、組織力がないとクラブの存続を揺るがしかねない。

②学年内でのレベル分け

基本的には学年のメンバー主体で構成しようとするスタンスだ。

最近は、少子化などの影響もあり、学年団結を強くしようとするこの体制が多いようにも思われる。

試合出場機会を考慮すると、1チームの登録人数は10名前後で、補欠メンバーとして下学年の選手を登録しておく傾向がある。

ただし、人数の分け方は、チーム事情により、必ずしも均等に分ける事もなく、ABどちらかが多い場合もある。

この体制では、選手間の秩序が乱れにくいので、分割する時以外は、混乱することは少ない。

また、補欠登録された下学年選手の実力は上位学年を上回る事もあり、チームとしてのレベルアップも図れる。

ただし、上記の実力主義のメンバー分けと見かけ上は判断しずらいが、下学年の試合起用法を見れば判別できるだろう。

③学年単独

8名を下回らない限りは、学年単独でチーム構成されるスタンスだ。

試合出場機会を考慮すると10名前後が良いのだが、20名前後となっても、1チーム登録しかしない団体もある。

1チーム登録の要因は、団結力を高めるため、指導員不足のため、費用削減のため、などクラブ事情があるのだろう。

だた、選手達の事を思うと、最後の大会には、全員が少しでも出場できるようにはしてあげたいものだ。

④学年混合チーム

学年だけでは、人数が揃わないチーム。

女子チームでは良くある話なのだが、最近は、男子でも、人数が揃わないチームも増えてきている。

6年生主体で、試合ができる人数を登録する体制だ。

この体制のクラブは、同じ地域の選手が集まっているという傾向にあり、普段から一緒に練習しているのか、

6年生だけでは人数が足りず、下学年が加わっているとは思えないチームワークで、結果を残している団体もある。

登録はいつから始まるのか

大会にもよるが、登録の流れは、概ね下記のようなイメージとなる。

*1年~6か月前:何チーム登録にするかの申請が必要となる。

*6か月~1か月前:メンバー登録の申請が必要となる。

*試合日:試合出場するメンバー申請が必要となる。

上記の通り、クラブまたは監督の頭の中では、5年生の冬から全日の構想が始まっている。

そこから、各選手の競争、移籍、連携が始まり、1か月前には、形になってくる。

6年生以下の登録について

同じ学年単独で全日を迎えるクラブ以外は、それまでの試合で調整をすることとなる。

調整試合は、地域のリーグ戦、プライベート大会など、下学年選手達の状況によっても異なってくる。

そこで気になるのが、下学年選手達の大きな公式戦はどうなるのかである。

そこは、地域の協会が調整して、各学年の公式戦が重ならない様には、日程調整しているので心配ない。

余談だが、学校行事、グランド確保、などを考慮した上での、日程調整は、協会側も大変だろう。

どうしても、調整出来ない場合は、、、クラブ側が承諾する場合もあるかもしれないが、、、

また、下学年の選手達は、上位学年の試合に登録したとしても、当然、自分の学年の試合に出場できるのは言うまでもない。

今回は、6年生を例にしてあげたが、5年生、4年生に置き替えても同様に下学年に影響が及ぶ。

6年以下のチーム影響

上記の通り、下学年選手達は、上位の試合に出場している事も多いので、4年生、5年生の試合が必ずしもベストメンバーとは限らないのだ。

このため、対戦する側としては、強豪チームに勝利したと歓喜しても、実は、、、、となってしまう。

特に、ナショトレ選手などは、ほぼ上位学年で試合というのも珍しくないので、6年になって初めてお目にかかるという状態もある。

このような事が無いように、ある程度は、情報を仕入れておいた方が良いだろう。

また、一部選手が上位学年に試合に行くということは、その間に、自学年でボーダーラインの選手達は、その間に試合経験を積み、選手間の競争はますます激化することとなる。

まとめ

チーム構成の考え方は、概ね4つのパターンに分けられる。

①完全実力主義

②学年実力主義

③学年単独

④学年混合

どの構成にするかは、クラブ、または監督に委ねられる傾向にあり、構想は1年前から始まっている。

保護者、選手、指導者が、情報を共有し合い、最善の構想を取る参考になれば幸いです。

最後まで読んで頂き有難うございました。

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