小学生がボールを投げる速度は、4年生で 平均70キロで最速は100キロ超らしい。
では、ドリブルの速度は?
と気になり調べたのですが、なかなかでてこない。
自分が、どれほどの実力があるかを調べるためにも、参考になる資料が欲しい。
という事で、今回は、全国大会に出場したクラブのデータを公開。
ドリブル測定方法
20m直線上に、2m間隔で工事用コーンを9個配置
コーンの高さは、70cm(底辺38cm×38cm)
スタートは、コーンの並んだ直線上とする(2m先にコーンがある正面)
ゴールは、コーン直線上から幅2mの間とする。
ボールを静止させて、ボールが動いた時点をスタートとする。
ドリブルは、フリーとするが、コーンに当たると+1S追加とする。
計測は、3回測定した平均タイムが望ましい。
測定結果
3年生春
7.0~7.4s かなり早い
7.5~7.9s 早い
8.0~8.4s 普通
8.5s~ 遅い
4年春
6.5~6.9s かなり早い
7.0~7.4s 早い
7.5~7.9s 普通
8.0s~ 遅い
5年生以降は、データがありません。
比例して伸びるとするなど、ある程度の仮定をして、データを活用ください。
速度の目安
ドリブル速度が速いから、試合で活躍できる、数人抜ける 訳ではないが、あくまでも、練習成果の目安として。
かなり早い:チームでも上位のドリブルスピードとなるでしょう。
早い:試合の中でも、推進力があるドリブルを活かせるでしょう。
普通:日頃の練習成果が、現れている結果です。自信を持って良いでしょう。
遅い:スピードが活かせなくても、ボールキープ力を上げたり、個性を活かしたドリブルを身に付けると良いでしょう。
ドリブル速度が上がらない時の分析
まずは、自分の「技術」が足りないのか、「速度」が足りないのかを把握する必要がある。
現状分析のため、下記2つのタイムを計測する。
①コーンに当たらないドリブル速度を把握する
②ボール無でのスピードを把握する。
①と②のタイム差が大きく開く場合は、技術が不足しているため、日頃から、ボールを触るトレーニングが必要
タイム差が小さい場合は、速度が不足しているため、初速を上げるなど、速度に特化したトレーニングが必要
ドリブル速度計測の狙い
ドリブル速度の計測は、タイム結果を試合に活かす事が目的ではありません。
定期的に選手達に課題をあたえる事で、ボールを触る機会を促したり、競争心を芽生えさえる事が目的です。
当然、日頃から練習に励んでいる選手は、良い結果を出し、そうでない選手は、毎回コーンに当たります。
また、タイム計測は、選手への焦り、プレッシャーとなり、試合と同じ状況を作ります。
プレッシャーの中で、どれだけのタイムを出せるか、というのも、メンタル力のアップに繋がります。
最終的に、試合で活躍できるドリブルと今回の測定目的のドリブルとは、異なり、普段の練習では、同じ練習を実施することは非常にまれです。
あくまでも、計測の狙いは、他にあるということはご理解ください。
まとめ
今回は、ドリブル速度の目安となるタイムを紹介しました。
速度が速いから、試合で活躍できるわけではありませんが、参考にして頂ければ幸いです。
ちなみに、50Mタイムの目安は、前回のブログでアップしていますので、こちらも参考にどうぞ。
このブログが、何かのお役に立てば幸いです。
最後まで読んで頂き有難うございました。
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