何事にも目安が必要です。
身長、体重、、、、数字化されるから、全体の中での自分の立ち位置がわかる。
一部では、数字化すること、順位をつけることに、疑問を持つ方もいるが、順位が決まるオリンピックは、順位を決める事が最大の目的ではない。
あくまでも、数字化をするのは、自分(達)の状況を把握して、戦略を練る手段にすぎない。
今回も、自分の判断基準も踏まえて数字化していますが、参考にして頂ければ幸いです。
小学生の50m走タイム
足が早いか遅いか、数字で分かりやすいのは、50m走のタイムである。
一般的な資料として、小学生の平均タイムとスポーツクラブの平均は下記の通りである。
3年春 10.0 (9.5)
4年春 9.6 (9.2)
5年春 9.2 (8.5)
6年春 8.9 (8.2)
少年サッカー選手の50mタイム
では、サッカーをしている選手達の中で、足が早いとは、どれくらいのタイムなのだろうか??
当然、ネットで調べても、出てこない。
そこで、今回は、私のクラブ選手達のタイムを計測した結果と、状態を記載してみます。
ちなみに、このメンバーの選手達は、全国大会に出場しています。
3年春
8.4~8.8 かなり早い
8.8~9.2 早い
9.2~9.6 普通
9.6~ 遅い(スポーツクラブ平均)
10.0 小学生平均
4年春
8.0~8.4 かなり早い
8.4~8.8 早い
8.8~9.2 普通
9.2~ 遅い(スポーツクラブ平均)
9.6 小学生平均
5年以降は、データ取ってませんが、比例して伸びると仮定すると、おおよその目安になるかと思います。
50mタイムの試合での状況
かなり早い
チームに2名在籍して、1名はトップ、1名はcbにのポジションでしたが、全国レベルの強豪相手でも、スピードで負ける事はありませんでした。
上位学年でも充分通用するスピードであり、技術もあったので、頻繁に上位学年でプレーしました。
ただし、同等のスピードレベルはどこのチームにもいるので、スピードだけでは、太刀打ちできません。
早い
トップチームの中心選手達は、概ねこのくらいのスピードが標準になるとは思います。
ドリブルで交わしても、追いつかれる事はなく、かなり早い相手にも、予測判断などで対応できるレベルです。
普通
足元があっても、上位学年の試合でサイドを担うには厳しくなるレベルです。
ただし、同学年では、一般的なスピードなので、足元技術をあげれば、問題なく対応できるでしょう。
遅い
スピードは武器にはならないので、他の武器を身に付ける事に専念すべきです。
ただし、走り方など、でタイムは早くなるので、諦めない事が大切です。
さらに、遅いといっても、学校では早い方になるでしょう。
一般的に、学校の運動会では、スポーツをしている子供達が上位独占することは多い傾向です。
速く走る方法
上記の通り、現状の50mタイムだけを見れば、自分の立ち位置が分かりますが、遅いからといって諦める事はありません。(学校では決して遅くはないでしょうから)
早く走る方法を知らないだけの場合もあり、早く走れる方法を身に付ければ、早くなる事は可能です。
早く走る方法は、色んな書籍で紹介されていますが、いくつかの共通点をあげてみます。
*腕を振ること
*かかとをつけない(地面を蹴る意識)
*歩幅を大きくすること(足の回転数に個人差は少ないそうです)
*足の入れ替えを早くすること(長距離とは異なる入れ替え)
*着地は身体の重心で(反発力がある部分で)
選手により特徴が変わってきますので、選手に応じた手法を取り入れてみると良いでしょう。
遅い選手の対応
どうしても、足が早くならないからといって、諦める必要はありません。
足が遅ければ、
ボールを早く走らせばよい。
相手にボールを触らせなければ良い。
2つのことが出来るだけで、足が早い選手と同じメリットが得られます。
出来ない事を諦めてやらない、ではなく、どうすれば出来る様になるか、考えて実践して、成功体験を得る事。
これこそが、小学生でサッカーを通じて学ぶこと。
まとめ
チームを持っていれば、ネットには記載できない事はたくさんあり、必要な情報は、ネットには載ってない。
50mタイムもその1つで、指導者の交流では、情報が得られても、交流のないチーム情報は得られません。
ということで、今回は、50mタイムの状況を記載してみました。
スピードとサッカーの優劣が比例するわけではありませんが、目安の1つとして役立てて頂ければ幸いです。
最後まで読んで頂き有難うございました。
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