アウトサイド。
と聞いた時、ドリブル、パス、トラップ、、、など想定するだろうが、これらは、目的を果たすための、手段にすぎない。
手段ならば、インサイドでも良いのだろうが、なぜ、アウトを使うのか?
そこで、今回は、アウトサイド と インサイド の違いについて考えてみよう。
アウトサイドの特徴
インサイドと比較して、アウトサイドにはいくつかの特徴ある。
各手段における、特徴を記載してみる。
①ドリブル
まずは、アウトでボールを触るときは、ボールが足の外側にある。
ということは、相手の足を、足でガードできる。
例えば、自分の左側に相手がいたときには、右のアウトでボールを触れると、身体を入れる事に加えて、
右足全体で相手の相手の足をガードできる。
また、相手と正対した時も、アウトでボールを運ぶと、より遠くまでボールを外に運べる。
つまりは、アウトでボールを触る事で、相手に対してより遠くに、身体(足)でガードした状態で、ボールを触れる。
という2つの特徴がある。
補足になるが、アウトでドリブルしている時には、ボールが蹴りやすい位置にあり、ドリブルORパスの選択肢が可能となる。
②トラップ
身体の重心でトラップするなら、インサイド、アウト、どちらでも可能であるが、
より離れた位置にボールがあった場合どうだろうか?
例えば、右側1mの位置にボールがあり、相手より先にボールに触れようとした場合。
必然的に、右のアウトサイドで触れる事になるだろう。
また、全力で走っている時、正面のボールをスピードを落とさずに止めるとしよう。
すると、必然的に、アウトサイドになるのではないだろうか?
つまりは、アウトサイドでのトラップは、より遠くの場所で、スピードを落とさず止めれるという2つの特徴がある。
サイドでは、身体が開いてしまいますものね。
③キック
インサイド、インステップと異なり、小さいモーションでボールを蹴れるのが特徴。
例えば、インサイドの場合
足を大きく振りかぶり、ボールを蹴るが、アウトなら、足首のスナップをきかすだけで蹴れてしまう。
つまりは、ドリブルの中で、アウトのパスを使うと、相手に読まれにくいパスが繰り出せ、ワンツーなどにはとても有効になる。
練習法
上記の通り、試合中にアウトサイドを利用するのは、とても有効である。
最も簡単な練習法は、
ドリブルは、個人でのコーンドリブルであるが、アウトの反対側に相手がいる事をイメージすることがとても大切。
アウトドリブルの初期練習は、8の字ドリブルが最も簡単。
意識できるようになると、手を使ったり、より、ボールを離れた位置に置いたりできるようになる。
イメージできるまでは、大人が相手になって練習すると良いだろう。
パスは、ドリブルと組み合わせで練習した方が良いだろう。
アウトのドリブルと同じモーションで、同じ場所に置いて、ボールを蹴る。
つまりは、相手の出方次第で、パスを出すのか、ドリブルをするのか、選択できるようにするのがポイント。
慣れてくれば、2対1などで、パスはアウトのみなど縛りをかけると、効果的なワンツーなどがでてくるだろう。
トラップは、遠くのボールを先に触るイメージを持って。
具体的には、パスカットの練習などと組み合わせると、スピードを落とさずに、止める練習にもなるだろう。
良いトラップが出来る様になると、スピードを落とさずに、アウトで蹴れるようになる。
この練習ができてない選手達は、ルーズボールの競り合いでボールをシュートしようとすると、、、浮いてしまう。という結果になる。
ちなみに、強いボールを走りながら止める時には、止める瞬間に止った方が良いと言われる場合もあるが、これは、選手能力にもよるので、練習で試してみるのが1番。
まとめ
今回は、アウトサイドについての特徴を記載してみた。
使いこなせると、試合ではとても有効になるのだが、難しいので、あまりやらない人が多い。
とうことは、
幼いうちから、アウトサイドを徹底すれば、他選手と差をつけられるということになるだろう。
簡単な事、直ぐに身につく技術は、直ぐに他人に追い越されるが、なかなか習得できない技術は、他に差をつけられる。
アウトサイドを使い熟せる選手が増える事を楽しみにしています。
巧い選手は、アウトが巧い!
最後まで読んで頂き有難うございました。
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