低学年の頃は、足元のボール扱いが中心になるが、高学年になると、浮いた球も増えてくる。
そこで、問題になるのが、ボールをかぶってしまうこと。
特に、最終ラインの選手がボールをかぶってしまうと、一気にピンチとなり、チームとしては、浮いたボールもしっかりと処理して欲しいものです。
そこで、今回は、浮いたボール(頭周辺)の処理をテーマにしてみる。
顔付近のボールになれること
まずは、恐怖心の少ない、幼少期から、ボールを怖がらない習慣をつけること。
「怖い」と思うのは、顔周辺にボールが飛んでくるため。
そこで、低学年からボールを頭で扱う習慣をつける。
低学年のヘッドは、脳への影響を与えるのでNGではないかと感じる方もおられるでしょうが、それは、強いボールの話。
頭にボールを載せたり、軽く弾ませたり、柔らかいボールで頭で触れる機会を増やす事。
最初から、堅いボールで頭に当てるのは、痛い、恐怖が先行し、逆効果だ。
柔らかいボールから徐々に、慣れていく事が大切。
ちなみに、これは、初期のリフティングも同じこと。
柔らかいボールは、足の負担が少なく、リフティングもやりやすいので、空気を抜いて練習するのもおすすめ。
よく、落下地点がわからず、「かぶっている」という話があるが、これは、本当にそうなのか?見極めが必要だ。
普通に高いボールのキャッチボールができるなら、落下地点は認識できている。
ならば、なぜ被るのか?
それは、、、、ボールが怖いから、あえて、かぶっている。場合もある。ということだ。
速いボールになれること
怖い2つめの理由は、スピードへの恐怖。
ジェットコースターでの恐怖が、「落下」と「速度」であるように、スピードに対して恐怖をもつ選手たちもいる。
これに対しても、最初は柔らかいボールがおすすめ。
単純にドッジボールと同じく、胸でキャッチする動作で、早いボールを投げ合う。
動体視力も向上し、球の早さには徐々になれてくる。
ただ、小学校3,4年にもなると大半の選手は、サッカーボールでのキャッチボールはできるので、アップの1つとして取り入れるのも良いでしょう。
ここで、注意しておきたいのが、顔を背けない事は、言うまでもない。
初期の練習法
「顔への恐怖」と「速さの恐怖」が少しずつ、慣れてくれば、次は、実践で役立つ練習を取りれいる。
地面に落下したボールを、胸で抑える(膝を曲げて、お辞儀した様な状態で)
最初は、自分でボールを上になげて、胸に当てる事からスタート。
この練習では、2つの恐怖を克服するのと同時に、落下地点への認識もアップできる。
さらには、胸トラップの初期練習としては、最適だ。
一般的には、胸をそらした胸トラップを想像するが、、これを最初に取り入れると、顔を背けるので、そってしまう習慣がつき、逆にボールをかぶりやすくなる場合もある。
話はそれたが、地面に落ちたボールを胸で抑え込む練習。
自分で投げたボールが出来る様になれば、次は、相手に放り投げてもらう。
胸で抑えて、地面に落下したボールを足で処理する。
これが出来るようになると、スピードを落とさずに、浮いた球が処理できるので、試合でも有効になる。
最終的には、シュート練習の際に、ポスト横から大きく蹴ったボールを、トップスピードで走り、
胸で抑えて、足でコントロールしてシュート。
ここまでくれば、「ボールの恐怖心」「落下地点の克服」はできているので、
脳への影響がない年齢になった時、高いボールを普通にヘッドで処理できる。
まとめ
浮いたボール(顔付近)の処理も、しっかりとステップを踏めば、問題なくこなせる。
これは、何事も同じだが、最初から 難題をぶつけても、恐怖心が残ったり、成功体験がないので、次にはすすめない。
少しずつ、成功体験を積み重ねて、浮き球処理ができると カテゴリーが上がった時の 負荷はすくなくなるだろう。
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