昭和の部活。
朝練では、学校外周を5km走り、ボールは触らない。
放課後の練習は、下級生がボールを触る事はなく、ひたすら、フィジカルトレーニング。
ようやく、ボールを触れる年代になっても、試合は、蹴って走るがメイン。
「水飲むな」の根性サッカーは、懐かしい思い出だ。
さて、ブログです。
走る練習がダメな3つの理由
小学生の段階で、体力を向上させるために、長距離を走る練習 いわゆる マラソンは、必要か?
私、個人的には、NO である。
だから、アップでさえ、単純にグランドを走る事はなく、リフティングしながら走ったり少し工夫をする。
また、個人で体力をつけるために、マラソンをする方もいるが、お勧めはしていない。
理由は、3つある。
①時間がもったいない
確かに、サッカーでは、走る事は、必須である。
だが、「走り方」「走る技術」を学ぶ必要があると考えないだろう。
ならば、何のために、「マラソン」をするのか?
多数の答えは「体力」を向上させるためだ。
つまり、
サッカー には、走れる体力が必要であり、マラソンをする
という事になる。
ここで、私個人的な見解なのだが、1つの手段に対しては、複数の効果が得られた方が効率が良いと考えている。
そこで、体力をつけながら、個人にあった目的を達成すべき手段を探した方が有益だと考える。
体力をつける + α とすると、+αの部分で何を求めるかを考えた方が、時間の浪費には、ならない。
例えば、
α=「継続する力、や、根性をつけたい」なら、先の 「マラソン」
α=「泳げるようになりたい」 なら、「水泳」
α=「友人と楽しみたい」なら、鬼ごっこなどの「外遊び」
そして、αの部分を「サッカーを上達したい」とするならば、マラソンよりも、「皆でサッカーをやり続ける」 ということになる。
仲間がいない場合は、個人でドリブル練習など、負荷がかかる練習をすれば、ということになる。
昭和生まれの私は、毎日が外遊びだったので、マラソンなどをしなくても、体力だけは、あったものだ。
また、今は電動自転車などの普及で傾向は異なるが、坂の多い街に住む選手は、足腰が強いとよく言われていた。
要するには、単純にマラソンだけをするというのは、 体力+根性 なら、理にかなっているが、サッカーが巧くなりたいなら、もっと他の手段を選択した時間の浪費にはならない。
②足を痛める
毎日、サッカーの練習をして、土日は、試合。
更に、体力をつけるために、「マラソン」をする。
なんとも、過酷な日々だろう。
足という人格があったなら、「ブラック企業」として訴えられるレベルだ。
健康体なら気づかないかもしれないが、成長痛などと重なれば、鬱(故障)の日々が続くでしょう。
「水飲むな!」の時代だったなら、根性をつけるために、「走れ、走れ、走れ」ってなったかもしれないが、今は違う。
いかに効率よく、良い体の状態をキープするかっていうのも大事な要素だ。
毎日マラソンをして、頑張っている感じをみせるのは、サラリーマンが残業をしているのと同じ感覚を抱く。
毎日、遅くまで残業をして、お金を稼ぎ、高額な保険代を支払う。そして、、、、いつか、身体を壊す。
昭和の時代なら、「残業」⇒「頑張っている人」⇒「会社に認められる」⇒「給料が高い」⇒「何か(健康、家族、、、)を失う?」
だが、今は違う。
身体をいかに休ませるかが大切。
ストレッチ、クールダウン、、などなど、将来、サッカーで成功したいなら、なおさら。必要。
効率良く、「体力」をつける方法を、サッカーが巧くなる方法を見つけて、空き時間を見つけることが大切だ。
仕事と同じく。
いかに、「時給を高めて」より多くの 費用(メリット)を得られるかを考えた方が良いだろう。
③だらだら走る習慣がつく
サッカーの試合では、全力で走る場面、ゆっくり走る場面、止る場面など、メリハリが大きい。
チャンス、ピンチの場面では、全力で走る事が多いだろうが、目まぐるしく、攻守の切り替えが起こる試合では、ちゃんと走れているか?
ボールを失った瞬間に、全力でボールを奪い返しに戻れてるか?
これは、とても大事な事。
大人のサッカーでは、ゆっくりした時間帯があるので、選手達もそれに習う事が多い。
前線ではプレスをかけない?
ボールを大事に回し、取られない(チャレンジしない)を優先?
数的優位をつくるまで、組み立てる?
誰かが、チャレンジして、ボールロストすると、「犯人」扱いだ。
これって、本当に育成年代のサッカーなのだろうか?と疑問に思う事がある。
子供達のサッカーは、時間も短いので、バスケット、フットサルの様に、もっと、チャレンジして、攻守の切り替えが多くても良いと思う。
大人の勝手な思い込み(体力限界)で、選手可能性に線を引いてしまっているのは、払拭すべきだ。
20分間、全力で走る(スプリント)の回数を増やす。
限界になれば、選手を交代すれば良いだけだが、チーム、個人としては、最初から、20分間に備えた戦い方を想定するので、限界までは動かせない。
だから、、、、選手の限界は超えていかない。。。
つまりは、全力で走らない、体力走(マラソン)をしても、意味がなく。
試合でも、マラソンと同じ走りをしてしまいがちで、だらだら、、、、、トップスピードで走れない。
というより、走らない習慣(癖)ができている。
全力での30m走を、何本できたか、の方大切だと思う
まとめ
私個人的には、サッカーが巧くなるために、マラソンをする事は、お勧めできません。
時間的にも、身体的にも、試合感覚的にも、大きな効果は得られず、同じ走るなら、全力走に近い形で実施した方がメリットはあると考えてます。
ただ、根性をつけたい、有酸素運動をしたい、脳を活性化させたい、など、別の目的があるなら、マラソンは効果的。
私自身も、健康維持のため、テレビを見ながら、定期的にジムでマラソンをしています。
要するには、効果や意味も考えずに、単純に マラソン するのは、避けた方が良いという事です。
最後まで読んで頂き有難うございました。
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