一流高校にギリギリ合格。
一般高校にトップで合格。
それぞれ、メリット、デメリットはあるが、さて、どちらに進学するだろうか
最終的に、決めるのは、自分である。
しかし、サッカーのABチームの場合は、自分だけでは決められない。
今回は、そんな話がテーマです。
ボーダーラインの選手達の状況
1学年20名以上となると、試合経験を保つには、1チームでは難しく2チーム以上に分割される。
試合は8名ですが、GK1名を除くとフィールドは、7名。
うち、半数以上がメンバー交代となると、チーム事体が全く異なるので、安定的にAチームを維持するとなると、
フィールド4名は、ほぼ固定メンバーとなるだろう。
つまり、GK含めて5名は、Aチームの主軸となるメンバーだ。
次に、試合には、負傷交代含めて最低限9名~11名程度で挑みたい。
すると、2名~6名は交代枠(途中交代)となる。
以上より、Aチームを構成するメンバーとなるのは、
主軸 5名(GK含む)
サブ 3名(途中交代対象)
控え 1~3名(途中交代、AB入替対象)
主軸になる選手達は、意図的な要因が無い限り、Bチームへ移ることはない。
サブの選手達も、先発レギュラーの座が安定しているなら、Bチームへ移る事はない。
ここで、ABチームを行き来するのが、この1~3名のボーダーの選手になるのだ。
A補欠とBレギュラーの違い
先の高校の話の通り、必ずしも、一流高校が良いという訳ではない。
一般高校で、学費免除、トップを維持できれば、優秀な大学へ推薦を貰う事も可能となる。
一方、一流高校でも、周りについていけず、途中退学となる場合もある。
つまりは、上が良いとは、限らないのだ。
では、具体的に サッカーの事例を考察してみよう。
A補欠の場合
メリットとして、
・巧い選手達と一緒に練習、試合ができる。
・Aチームに入れてるという、選手、親としてのプライドを保てる(意味がないこと)
デメリットとして、
・試合、遠征費がかかる。
・試合出場機会が少ない。(出れない試合もある)
Bレギュラーの場合
メリットとして
・自分がメインで試合ができる
デメリットとして
・自分より優秀なプレーを見る機会が減る
どちらが適切かを想定して決める
高校受験なら、自分の判断でき決められるが、
「A補欠」か「Bレギュラー」かの選択は、監督が決めることが多い。
余談だが、1度、選手の判断で希望を聞いて、チーム振り分けをしたことがある。
その時、Aの主要な選手達はAチームを選択したが、ボーダーの選手達の上位は、確実に試合に出れるBチームを選択。
Aチームでは、困難な選手達が、控えでも、Aが良いという希望をだした。
結果的に、実力が伴わない選手がAに入ると、パスが繋がらないため、AB分けをする意義が減少した経験がある。
さて、話に戻る。
監督が、ボーダーラインの選手達を、どちらに配属するかには、とても神経を使う。
単純に、サッカーが巧い順番に序列をつけ、上位をAチーム としている事はない。
選手の実力だけでなく、性格も考慮して、最終決定する。
また、入れ替え期間についても、チーム、選手にとっては、とても重要な事であり、
やり方次第で、チームがバラバラになるので、最も神経を使う場面だ。
まとめ
「A補欠」OR「Bレギュラー」 は、どちらにも、メリット、デメリットはあり、
どちらが良いかは、選手の個性によって分かれる。
監督は選手の適性をみて、分けているのであり、単純な序列で分けている訳でなない。
いずれにしても、
AB分割で、一喜一憂したり、プライドを維持するのは、あまり意味がない。
大切なことは、AB関わらず「選手が成長できるか」 ただそれだけである。
最後まで読んで頂き有難うございました。
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