シャッフルされたトランプの中から、
スペードのエースを選ぶ確率は、 1/52 = 2%
7を選ぶ確率は、 4/52 = 8%
ハートを選ぶ確率は、 13/52 = 25%
黒を選ぶ確率は、 26/52 = 50%
このように、改めて、数字で示されると、理解しやすいこともある。
今回は、これがテーマ
低学年の頃からの意識付けが大切
低学年の頃は、5点、10点と大量得点を挙げていたのに、高学年になると点が入らない。
これは、同じ様に、シュートを打っているのだが、
GKの身長が伸びてきて、上を狙うだけではゴールできない。
GKのキャッチミスが無くなり、真正面のシュートは入らない。
などが挙げられる。
低学年の間から、GKの能力が上がっても、得点が入るシュートを意識したいものです。
角度が無い場所からの得点は難しい
上記の事例で、顕著なのが、角度が無い場所からのシュート。
低学年の頃は、スピードスターが、サイドをぶち抜いて、角度が無い場所からシュートを放つ。
相手のGKの背が届かない、、キャッチミスで得点になる。
これは、あくまでも低学年限定であり、6年になると ほぼ通用しない。
図形を書いて数字で理解させること
では、具体的に、どれだけ難しいかを選手に伝える必要がある。
ここで役立つのが数字だ。
先のトランプ同様。
2%の確率でも、あえて狙うのもよし。
50%の確率の方を選択するのもよし。
数字で示すことで選手の 選択肢意識も変わってくる。
そこで、少年コートの図形を描いてみる。
ゴール幅5M、エリア4M、ペナ12M。
ここで、GKは仮に1Mの幅と考えてみよう。
仮に、PK位置延長線上のペナ線上からシュート(0度)を放つとした場合。
GKの幅1Mなので、狙える幅は、左右に2M
次に、ペナ角からシュート(45度)を放つ場合。
GKの幅1Mかつ、GKがボールに正対したとすると、左右に1M
さらに、先の位置から前進しシュート(30度)を放つ場合。
左右に50CM以下の幅にしかならない事がわかる。
角度があると、GKは片側をきるので、実際には、もっとシュートが入る確率は低い。
つまりは、
45度の場所からのシュートは、正面からのシュートより、狙える幅が半分になる。
さらに、これ以上の角度になると、GKが片側を完全にきるので、ほば幅はない。
ということ。
このことを、図形なり、実際の現場にて 選手に見て測定して、伝達してあげると、理解しやすい。
練習で活かすには
先の通り、正面からのシュートでも、狙える幅は2M。
2Mの幅よりもキック精度が悪ければ、シュートは入らない。
高学年の選手が、片側の足をどちらかに伸ばした時、概ね1Mとすると、両側合して2M
すると、互いに向かい合ってキックの練習をした時、相手が動くようなキックをしている選手は、シュートも狙えないということになる。
ただ、ここで2Mというのは、相手GKが動かない事が前提。
実際には、左右1M程は反応するので、、、練習の時には、1Mの幅を狙ったキック精度、練習が必要なのだろう。
練習として、どれだけ距離をとれば、コーン幅1Mに10本中10本入らなくなるか、、、遊び感覚で楽しく試してみると良いでしょう。
実際の試合シュート場面では、その他プレッシャーなどもあるので、練習よりも確率は下がる。
まずは、練習で、100%思ったところに蹴れる技術習得が先決なのでしょう。
まとめ
トランプから、ダイヤを引く確率は低い。
と言われても、何と比較して、どれだけ低いのか分からない
そこで、具体的な数字を、分かりやすく示すのが重要。
サッカーでも角度がないところからは、シュートが入りにくい。
理論上、どれだけ入りにくいか、図形や現場で測定して、見せてあげると理解が進む。
そのうえで、普段の練習では、どれだけの制度が必要か、理解してくれる。
パスは相手が動くので、ミスにはならないが、シュートでは、ゴールは動かない。
ついでに、この事も補足として付け足したいものですね
最後まで読んで頂き有難うございました。
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