現在の仕事と同じ内容で、給料が半分になれば、どうだろう?
福利厚生、人間関係、などの職場環境に改善があったとしても、
従来までの想定とは異なる 結果 に納得いかないはず。
我慢して働き続ける人もいるだろうが、チャンスがあれば、転職する人の方が多いだろう。
求めた結果が得られないのであれば、、、いくら内容が良くてもダメだという事例。
では、サッカーではどうだろうか?
想定した報酬があってこそ、継続できる
先の事例では、「お金」という報酬を得るために、仕事をしているのであり、
報酬に納得がいかない場合は、いくら内容が良くても、継続できないということ。
しかし、働く人の中には、「お金」よりも「やりがい、楽しさ」を「報酬」として捉える人もいる。
彼らは、「やりがい」が減少すれば、継続する事が難しくなるのだろう。
典型的な事例は、最近問題にもなっている 「やりがい搾取」
お金よりもやりがいを求める人を悪用した 事例の1つだ。
つまり、良い悪いは、別として、継続するには、本人が求める 「報酬」があってこそ ということだ。
少年サッカーでの報酬とは
それでは、少年サッカーで 得られる「報酬」とは何か考えてみる。
試合内容、試合結果、友情、出来る事の喜び、、、
これは、先の仕事同様、それぞれ価値観は異なるのであろう。
個人技術をあげる、サッカーの楽しさを得る、などを「報酬」として捉えるチームは、公式戦などの登録はしていない。
試合は、自分達の力量にあったチームとの対戦のみであったり、スクール同様、試合をしない団体もある。
ダンス、ピアノの習い事同様、あくまでも個人がそれぞれの目標達成を目指し、他人との比較は重視しないのだろう。
それに共感した選手達は、このようなチームに所属する。
最近は、フットサル専門のチームなども、これに値するのかもしれない。
多様な学年が入混じり、選手のレベルに応じた活動をする。
もしかすると、、、従来までは、地元少年団がしていた活動を担っているのかもしれない。
一方で、サッカーを競技と捉えて試合をするチームは、どうだろうか?
一概には言えないが、多くは、、、試合結果を重視している。
やはり、内容が大切という方もいるだろうが、これは、結果があってこそ、後から言える言葉。
常に、全敗しているチームや、強豪チームが負けが多くなると、 やはり、 試合結果となることからも想像はつく。
つまり、ここに所属する多くの選手は、「試合結果」が一番の報酬だと考えているのだろう。
このため、勝てないチームであれば、他に移籍を考えて、負けが続けば、試合を楽しめない。
現在は、フットサルよりも一般チームの方が多く、殆どのチームが公式戦の登録はしているだろう。
しかし、この状態だからこそ、常に、勝敗に拘り、それを 報酬として考えることが多いのではないだろうか
監督も、選手も、勝敗に拘り、相手チームにも、仲間のライバルにも負けたくない、、、
このため、多くのスクールに通い、必要以上のお金をかけ、気づけば、、年間100万円以上。
さらに、お金をかけて教育したのだから後には引けず、中学、高校と、サッカー結果 を追い求める。
その中で得られる事もあるだろうが、選手がその「報酬」を求めていないなら、別の選択肢をするのも良い事だとは思うのだが、、、
サッカー指導者の評価も結果のみ?
従来まで、地元の選手にサッカーの楽しさを教えてきたはずの、本当の街クラブは減少傾向。
一部残っていたチームも、子供達の人数が少なくなってきた事や、地元に通わない選手が多い、移籍が当たり前などの理由で、
多くのチームが、公式戦に登録して、結果を重視する。
これに伴い、多くの指導者たちも、サッカーの結果 に拘る。
というか、、、
拘らなければ、チーム存続できない状態なのだろう。
特に顕著なのが、中学のクラブ。
基本的に、サッカー熱量の高い選手がジュニアユースに進学するのであり、一般的な選手は、学校の部活でサッカーを継続する。
ジュニアユース存続、しいては、自分の存在価値、、、更には、自分の生活を守るためには、、、、
試合に勝利し続ける事が責務なのだろう。
これは、最近の、Jジュニアユースも同じであり、試合結果に直結できる選手を求める。
結果が悪ければ人が集まらず、良ければ、更に人が集まる。
単純な理由だから、仕方ないのかもしれない。
まとめ
少年サッカーで 試合結果を重視するのは、勝利を報酬として感じている 保護者、選手が多いからだろう。
だからこそ、試合をするチームに所属して、
勝てなければ、移籍する。
勝てなければ、楽しくない。
一方で、ダンス、ピアノ同様、サッカーを個人の成長を報酬として感じる 保護者、選手もいる。
彼らは、学年関係なく、レベルに応じた活動をするチーム、1つの目的に拘ったチームに所属して、
必要以上に試合もしない。
どちらが、良いかは、選手、保護者の価値観にもよるだろうが、、
試合が多いわりには、負けばかりで、選手自身が何の喜び(報酬)も感じないのであれば、、
何のためにサッカーを継続しているのか、考えてみても良いのかもしれない。
そして、楽しくない事をダラダラ続けて浪費するよりも、別の楽しみを見つけるのも1つ。
というのが、最近の考え方であり、働き方なのかもしれない。
最後まで読んで頂き有難うございました。
下記のバーナーから、サッカーブログサイトへジャンプできます
コメント