リフティングの効果とは

サッカー
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サッカー人気が無かった頃は、リフティングが巧い選手はサッカーが巧い。

学年×100回が、サッカーが巧い選手の基準 などとされていたが、あれから、数十年。

リフティングを頑張った選手達は、どうなったか、など、育成の蓄積はされてきている。

そこで今回は、リフティングをテーマにしてみる。

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試合での活躍とリフティング

チームを選手の優劣でABに分けた時、Aチームの方が、圧倒的にリフティングが巧いのは間違いない。

チーム人数が20名在籍としたとすると、

リフティング上位10位の選手のうち、8名がAチーム。2名がBチーム。という割合だろうか。

つまりは、リフティングがチーム上位であれば、8割程度の確率でAチームにいるという訳だ。

では、リフティングが巧くないのに2割のAチームの選手には、どのような特徴があるのか?

ズバリ。「技術」以外の要素が卓越している。

具体的には、「スピード」「身長」「キック力」などの 身体能力の部分だ。

足元技術で、相手を翻弄する事は苦手だが、相手との間合い、スピード、身体サイズで、相手に脅威を与える。

努力している選手達には申訳ないのだが、時間をかけても追いつきにくい部分だ。

10歳頃の選手なら、数カ月でリフティング1000回なども珍しくない。

だが、数カ月で、スピード、身長は、チームトップクラスにまで伸びるのは難しい。

有名JYの監督曰く、「技術やサッカー理論」は、後からでも付けられるが、「身体能力」は難しい。

だからこそ、彼らが、セレクションでも受かりやすいのだろう。

反対に、リフティングは上位だがBチームになる2割の選手は、どうだろうか

彼らは、往々にして、圧倒的な努力の持ち主であることが多い。

リフティングは、チームで1番になることも多々ある。

回数はさることながら、色んな技を繰り出し、自由にボールを扱える。

しかし、残念ながら試合では、活躍できない。

一番の理由は、先に述べた通り、身体能力の低さ。

彼らは、早生まれであることもあり、小学生の段階で生まれた月のハンデは大きい。

最後に、リフティング上位の8割のA選手達。

彼らが、リフティングが出来るのは、2つ理由がある

1つは「運動神経が良い」

ここで勘違いしてはいけないのば、「運動神経」は、生まれ持ったものでなく、後からついてくる。

例えば、リフティングと同じ動作の経験を過去にしていれば、直ぐにリフティングは出来る。

実際に、初めてリフティングした時、通常は、1,2回で終わってしまうのだが、5回以上できる選手もいる。

もう1つは「良く練習をする」

彼らは、常にボールを触っているので、リフティングに限らず、ボールタッチが巧い。

当然、ドリブル、パス、トラップなど、足元が巧い選手達が、Aチームになるのは当たり前だろう。

練習しているかの確認をするため、一部チームのセレクションの受験資格として、リフティング回数を課しているチームもある。

これは、あくまでも、ふるい にかける1つの手段なのだろう。

リフティング数とその後

毎年、小学卒業後、Jクラブのジュニアユースで活躍する選手達がいるが、彼らは決してリフティングがチーム1ではない。

当然、ある一定のレベルまでは出来るが、そこまで極めている選手は少ない。

低学年の間までは、殆どリフティングが出来なかった選手達もいる。

彼らは、リフティングよりも、その他、練習に時間を費やしているのだろう。

そして、その練習の合間に、体操と同じ感覚で、リフティングをする。

逆に、リフティングは、トップクラスであったが、高校含めて試合で活躍できなかった選手達も沢山いる。

ここで注目すべきなのは、サッカーでは、活躍できなかったが、高校受験での集中力

サッカーでは活躍できなかったが、リフティングを地道にやってきた選手達は、進学校に進む確率が高いようだ。

逆に、途中で諦めがちであった選手達は、、、、、

まとめ

上記の通り、リフティングが巧い=試合で活躍できる とは限らない。

しかし、リフティングをする事は、小学生の間に コツコツ努力をする習慣づけには、とても良い教材になる。

勉強で言えば、公文、百人一首を覚える などと類似の効果を得られるだろう。

だからこそ、リフティングは、他人と比べるのではなく、過去の自分と比較した方が良い。

そして、選手達に、頑張ればできる、成功体験を与えるため、リフティング上位の選手だけで試合をさせたり、Aチーム選定させり、するのも、指導者の役目かもしれない。

保護者にとっても、どのようにすれば、子供がコツコツ努力をするかを見極めるには、リフティングは良い教材になりますよ。

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