暑い時期には、なかなか外にでるのも、拒んでしまうものですよね。
だからといって、サッカーの練習をしないのは、ちょっと不安。
ということで、今回は、木陰などわずかなスペースでもできる練習をご紹介。
猛暑のときこそ蹴る練習をしよう
木陰に入り、ドリブルに専念するのも、悪くはないのですが、
この暑い時期こそ、動きが少ない要素に時間を費やした方が良いだろう。
それは、、、「蹴る」練習。
冬場と異なり、筋肉も温まっているので怪我しにくい。ってのも夏にするメリットがある。
また、大きな広場などでも、猛暑では、他の子供達も外には出てる事が少ないので、思う存分蹴れるってのも良いところ。
止める蹴るの基礎の練習法
ところで、蹴る練習は、どの様にすれば良いか
今回は、木陰に入って小さなスペースでって事がテーマなので。
2メートルくらいの幅での対面パスが最適。
まずは、サイドでのダイレクト、右、左、交互で、相手も自分も動かずに20往復くらいできるか??
次に、アウトのダイレクト、こちらも、右左交互で。右にボールがきたら、左のアウトを使う。逆もしかり。
次に、インステップのダイレクト。
3種類のダイレクトパス。20往復。
簡単な様だけど、パス速度を上げると、結構できない選手も多い。
また、応用をきかす場合は、軸足を通過してから、蹴るダイレクトや、軸足より前で蹴るなど、ポイントを変える。
次は止めて蹴る。
インサイドで止めて、反対のサイドで蹴る。
アウトサイドで止めて、反対のアウトサイドで蹴る。
足裏で止めて、反対の足裏で蹴る。
いずれも、止めた足が地面についた位置から、動かさないこと。
これができれば、
止めた足が地面につく事なく、同じ足でける。
いずれも、パス速度を上げて、20往復。
普段のパス練習との違い
普段チームで実施するパス練習では、動きも取り入れながらやるだろうが、
今回紹介した練習は、動かないのが基本。
サッカーは動きながら、なので、意味がないのでは?
と思うかもしれないが、動かないでやるからこそ、トラップミス、キックミスが、直ぐにわかり、
選手の基礎の無さが浮き彫りになるのだ。
野球で言えば、ティーバッティング?ってとこだろうか?
自分が思うところに、ぴったりと止める。
20回連続では、パス速度があがれば、簡単な様で難しい。
試合でのパスの考え方
止めて、蹴るだけの練習。
練習で100%成功する選手達が、5本パスを繋げれば、100%パスは、成功するが、、
90%しか確率がない選手5人がパスをつなげると、最後まで繋がる確率は、
0・95×0.95×0.95×0.95×0.95= 77%
95%で満足している選手達が揃っても、試合では途中でミスるのは当然である。
さらに、50%パスミスをする選手が入れば、
0.95×0.95×0.95×0.95×0.5= 41%
先程の確率から更にパス成功率は下がってしまう。
だからこそ、チームとしてパスを繋げるには、最低限95%以上のパス成功率が必要となる。
つまりは、先の対面パスの練習では、
20往復で1回失敗の失敗が 95%であり、全員が20往復できないと、チームとしてパスが回る事は少ないだろう。
まとめ
猛暑の時は、木陰での対面パス基礎練習がお勧め。
足の各部位で、しっかり基礎ができているか、確認する。
20往復で1回でも失敗する場合は、基礎が不十分であり、チームとして、パスが繋がらない。
実際の試合で、パスが繋がらないのは、他要素も関係するが、少なくとも、パスの基礎がないと、繋がらない事だけは間違いないので、
パス速度を上げた状態で、20往復の対面パスは、最低限のノルマとして、出来る様になって欲しい。
最後まで読んで頂き有難うございました。
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