幼少期から、サッカーが好きになりサッカーを始めた。
好きになったのは、憧れの選手がいたからだ。
憧れの選手は、ボールを自由に操り、相手を翻弄する。
そして、ゴールを演出して、チームの結果に貢献する。
自分も、大人になったら、同じ様なプレーをしたい。
と思っていたのだが、気が付けば、キーパーになっていた。
仲間がサッカーをしたいので、自分もサッカーを始めた。
親としても、仲間と楽しく過ごせるのは、良いことだと応援してた。
仲間と同じ様に、クラブだけでなく、自主練をし、スクールにも通った。
仲間と同じ様に、フィールドプレーをする
と思っていたが、気が付けば、キーパーになっていた。
ということで、今回は、キーパーの話。
キーパーに憧れてサッカーをする選手は稀である
憧れの選手は、メッシ、ネイマール、ロナウド、イニエスタ、、、、、
多くの少年サッカー選手達は、このように、憧れの選手には「フィールド選手」の名前を挙げるであろう。
また、サッカーの知識が少ない保護者であっても、有名なフィールド選手は、ニュースでも話題になるので、良く知っている。
しかし、ノイアー、オブラク、クルトア、ブッフォン、
と聞いて、サッカー選手だと認識する 選手達、保護者は、どれだけいるだろうか?
実は、彼らは、有名なゴールキーパーなのである。
このように、まだまだ、一般的に、キーパーに関する認知度は低いのである。
このため、
「キーパーに憧れてサッカーを始める」
「憧れの選手は キーパー だ」
というサッカー選手は、非常に稀なのである。
当然、保護者としても、
「サッカーを習う = フィールドプレー」
であるため、
選手が、ゴールキーパーをする事など、想像すらしていないのが現実だ。
補足ではあるが、
キャプテン翼では、「若林くん」という キーパーがメインで扱われる時期があった。
そのころには、キーパーに憧れる選手もいた。
キーパーは、チームの最重要ポジションである
少年サッカーの選手達が、憧れるプレーヤーは、フィールド選手。
特に、圧倒的に攻撃選手が多いのは、先の通りだ。
しかし、実際の試合では、攻撃選手だけでは、成り立たない。
特に、高学年になれば、低学年と比較して圧倒的に 得点のチャンスは減少する。
つまりは、試合で結果を得るには、いかに、守備をするかが重要になる。
特に、守備の最後の要である ゴールキーパーこそ、 結果に直結する事となる。
(キーパーがキャッチミスしたら、、、失点ですものね)
実際に筆者のクラブでも、
3年時には、0-8で敗れた強豪チームに対して、6年時には、1-0の結果となった。
一番大きな差は、低学年時に背の届かず得点になっていたものが、高学年になると、点にはならなかったということ。
逆に、このときのゴールキーパーを適当に選出していたならば、同じ様な結果になっていた可能性も否定できない。
また、サッカーの守備は、個よりも、チームの連携で実施するので、
個人の能力が劣っていても、試合では引き分けに持っていく事は可能だ。
勝者を決める試合では、PKが採用されるので、このときこそ、キーパーの差がでてくる。
さらには、守備からボールを繋いでいくプレースタイルでは、キーパーも含まれているため、
キーパーこそ、足元技術が要求される。
トラップミスしたら、失点ですから、、
やりたくない選手がやりたいにかわる時
試合結果を得るには、キーパーが重要である
このことは、チームの選手達、保護者には、伝達する必要がある。
先に述べたとおり、キーパーに憧れてる「サッカー選手」は稀なため
「キーパーを好んでやりたい選手はいない」
むしろ
「キーパーをやりたくない選手」
「キーパーをやらせたくない保護者」
もいる。
しかし、キーパーの重要性を理解させるためにも、一時的には、全選手にキーパーの経験をさせるのは大切なことだ。
常に選手達に「守備の大切さ」を指導していくと「守備」の重要性が伝播されていく。
そして、キーパーに対しても、
「誰が適任であるか」
がチーム内でも共有されるようになり、本人も少しずつ自覚してくる。
それを決定づけるのが、キーパーがファインプレーし試合に勝利した時。
「やりたくない」→「自分が適任?」→「やりたい」
に変わる。
最も「やりたい」に変化するのが、PKファインプレーでの勝利だ。
だからこそ、キーパーを任せようとする選手がいたのなら、PKも同じ選手で対応すべきだ。
一部チームでは、PKになると、フィールドで優秀な選手に交代する場面もあるが、、、キーパーの立場は台無し。
選手の育成(心)など、考慮しないのだろうな。と感じてしまう。
キーパーを任せるには保護者理解が必要
「やりたくない」 → 「やりたい」
と変わりつつある キーパー候補の選手に対して、後押しを御願いするのが、「保護者」である。
小学生の選手は、大人が思っている以上に大人である。
本当はキーパーをやりたくない
けれど
チームとしては、自分が適任
だから
チームの為に、頑張る。(やりぬく)
しかし、キーパーをやらせたくない保護者は多数いる。
・将来もキーパーをする保証はない
・フィールド経験ができない。
・キーパーをさせるために、サッカーをさせてない
・勝敗に直結するので、精神的にしんどい、、、、、
理由は多岐にわたる
特に、最近は、幼少期からサッカースクールに通う選手達も増えているので、
高学年から、キーパーに選出されても、腑に落ちないのだろう。
キーパーとフィールドを交互に経験しながら、少しずつキーパーの機会が増えてくると、
チーム内でも 該当選手がキーパーであることを共有し、選手、保護者とも時間と共に受け入れてくれる。
このとき、改めて、保護者に協力の理解をお願いする事になる。
・練習では、グローブなど備品(費用)が必要になる。
・公式戦では、ユニフォー(背番号)の関係上、容易に交代ができない
保護者理解を得られて初めて、チームの大切なキーパーが決まる。
背が低いキーパーの対応
高学年で、背の低いキーパーがいる。
チーム、選手の状況で選出されて頑張ってプレーする姿は好ましい。
しかし、小学生以降も、キーパーをする場合は、一定の身長が必要である事は、選手、保護者には伝達する必要がある。
ただ、小学生の間に、背の低いキーパーで結果を残すなら、チームとしての闘い方を考慮すべきだろう。
「フリーでシュートは打たせない」
のは必須だ。
私の知り合いのチームの話
4年の頃は、最強と言われ、多数のタイトルを獲得。
キーパーは背が低かったが、他チームも同様であり、4年では他チーム含めて、選手達のキック力もまだない。
しかし、6年になると、、どこのチームにも、遠くからシュートを狙える選手がいる。
彼らに中盤でフリーでボールを蹴らせると、背の低いキーパーは、当然、ボールに触れない。
結果は言うまでもないが、大差で敗退。(見ているのが、辛い状況であった)
一方で、別の背の低いキーパーがいるチームは、中盤含めて守備のプレスが速い。
フリーでボールを蹴らせないので、失点を許さなかった。
このように、背が低いキーパーを選出したなら、チームとして戦い方は考慮すべきだという一例である。
まとめ
キーパーに憧れ、やりたい選手は非常に稀である。
むしろ、選手、保護者ともに、できれば、「やりたくない」というのが本音だろう。
しかし、チームとして守備の重要性が共有できれば、
「やりたくない」 → 「自分が適任」 → 「やっても良い」
と変化してくる。
この時、自信が持てる何かのきっかけがあれば、「頑張ろう」に代わってくるでしょう
キーパーは決めるのでなく、自然に決まってくることが多いのが現状です。
チームのために、頑張ってくれる 男気ある キーパーにはこれからも頑張って欲しい。
そして、キーパー、守備については、もっとスポットライトを当てるべきだと感じる。
最後まで読んで頂き有難うございました。
下記のバーナーから、サッカーブログサイトへジャンプできます
コメント