日本では、食料が豊富にあり、社会保障制度も充実しているため
「空腹で亡くなる」
という事は、想像できないでしょう。
むしろ、「ダイエット」という言葉があるように、食べ過ぎる人(生活習慣病)の方が圧倒的に多い。
しかし、世界に目を向けると、1分間で 17人が
「空腹で亡くなっています」
しかもそのうちの、12人が子供です。
つまりは、「食料」というワードに対しても、
日本では、「満腹」
世界では、「空腹」
と、認識が全く異なります。
サッカーでも、「少年」と「成人」では、認識が違うというのが今回の話。
「少年」と「成人」との失点の違い
少年サッカーの傾向
少年サッカーは、成長段階の子供達にサッカーを学ばせる段階です。
このため、練習したことを、試合で活かす。
試合で出来なかった事を練習する。
いずれも、「自分」が主体となり、PDCAを回していく。
つまりは、結果を重視し相手分析するよりも、まずは、「自分」
では、自分達がどのような サッカーをするかを見てみると、
現在、ユーチューブなどで紹介されている通り、ほぼ同種のサッカーである。
ヘッドは脳への影響もあるので、幼い間は禁止されている
小学生の段階で強いボールを積極的にヘッドの練習をするチームはないだろう。
おそらく、そのような練習をすると、大炎上だ。
パス、ドリブル、など、足元技術を駆使して、得点することこそ、美学とされている。
このため、流れの中でヘッドの失点は ほぼ皆無。
筆者自身、全国強豪含めて、年間300以上の試合を経験しているが、流れの中でのヘッドは、年に1度あるか、ないか程度。
補足ではあるが、セットプレーからのヘッドは普通にある。
このため、現在の少年サッカーに限っては、センターバックが高身長である必要はないのだ。
成人サッカーの傾向
基礎が完成された成人の段階では、「結果」が優勢事項とされる。
また、少年サッカーでは、不特定多数の試合があるのに対し、
成人では、対戦チームが予測でき、相手選手の配置なども、明確になっている事が多い。
ここで、重視されるのが、ビジネス書でも馴染のある「孫子の兵法」
有名な名言「敵を知り、己を知る、、、」詳細は、ネットで調べて欲しい。
つまりは、「相手の弱点」をつくこと。
このような思考のもと、サッカーの練習をした時。
相手のセンターバックの身長が低い となれば、
高身長のFWを配置して、ロングボールを多用するだろう。
つまりは、身長が低いセンターバックは厳しいのが現状だ。
少年サッカーで失点を防ぐためには
「センターバック」に求められるのは、「失点」を防ぐが前提となるので、
少年サッカーでの「失点」がどのような傾向にあるかを探れば良いことになる。
これは、地区、対戦チーム、より異なるので、自分達のチームにあったということが前提だ。
参考までに、筆者が失点上位をピックアップしたのは
①ミスからの失点
②個人技(ドリブル、パス)からの失点
③スピードを生かした攻撃からの失点
④セットプレーからの失点
そして、これらの要素に適した人材を配置する。
これは、ここ数年同種の傾向にあり、
少年サッカーでセンターバックに求めらえる順序ではないかと推測される。
①ミスが無い
②俊敏性、体幹がある(1対1に負けない、パスカットができる、当たり負けしない)
③スピードがある。
④高さがある。
ただし、④に関しては、セットプレー限定なので、その時だけ、マークを変更すれば
だから、あえて、少年サッカーでは、背が高い選手がセンターバックになる必要はない。
少年サッカーの攻撃の変化とは
最近は、キーパー含めて守備からボールを繋いでいくのが一般化している。
このとき、ただフィジカルが強いだけの選手が、センターバックに入ると、これができない。
ミスが多い選手がセンターバックならば、先の失点を防ぐためにも、単純に大きく蹴る。
フィジカルのある選手を並べて、ボールを奪えば大きく前方へ。
「結果」だけを重視するサッカーなら、それも否定しないが、、、、
センターバックについた、フィジカルある選手が不憫でならない。
①ミスから失点をするので、ミスしない様に、大きく蹴りだすのか
②ミスが少ない選手を配置し、守備から組み立てるのか、
どちらのサッカースタイルを好むのかは、守備だけでなく、攻撃にも影響するだろう。
つまりは、現在のセンターバックは、攻撃の基点でもあり、
守備の要素だけを求められている訳ではないということだ。
参考までに
ドリブルを好む選手は、後方(守備)から抜いていく方が、練習になる。
しかも、マークがズレやすいので、ここぞというときのオプションにもなる。
最後に1つ。
人数が揃い、勝利が必須事項となっている有名クラブチームであれば、
流れの中での、「ヘッド」での得点に着目するだろう。
脳への影響があるのなら、少年サッカーでは、ヘッドの得点は認めない
とルール改定される事を願う。
まとめ
少年サッカーでは、背が低くても問題ない。
理由は、「成人」と「少年」では、サッカーの「質」が異なり、「失点」の傾向も違う。
守備だけでなく、攻撃も考慮すると、
少年サッカーで求められる、センターバックの優先順位は、
①ミスがすくない
②俊敏性、体幹がある。
③スピードがある。
④高さがある。
高さよりも、優先順位が高いものがあるので、
背の低いセンターバックの選手も自信を持ってプレーして欲しい
最後に、1つ
脳への影響があるのなら、少年サッカーでは、ヘッドの得点は認めない
とルール改定される事を願う。
最後まで読んで頂き有難うございました。
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