少年サッカーの全国大会中止をスポーツ庁検討か?

サッカー
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勝利至上主義を防止するため、3月には、少年柔道の全国大会が中止に決まった。

この流れを受け、日本スポーツ協会は、4月22日に理事会を開き、サッカーを含むスポーツ少年団の全国大会も中止を検討しているとのことだ。

全国大会中止は、賛否両論あり難しい問題だが、、今回はテーマとしてみる。

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スポーツ少年団の現状

スポーツ少年団は、全国に約28000団体あり、600種類の活動をしているそうだ。

メジャースポーツしか知らないのだが、一口に、少年団の活動といっても奥が深そうだ。

また、少年団の登録者数は、57万人いるそうで、小学生が600万人なので、約10人に1人は、何らかの少年団に属しているのだろう。

そして、その中で全国大会が実施されるのは、5種目だけだそうです。

野球、剣道、バレー、ホッケー、そして、サッカー。

これらスポーツの1つとして、柔道が、先月、全国大会の中止を決めた。

理由は、いきすぎた、勝利至上主義。

サッカー現場でも、目につく場面あるが、他スポーツでも同じ状況なのだろう。

子供にとって、スポーツとは、少年団とは、、何かを考える良い時期なのかもしれない。

サッカーの全国大会は廃止すべきか

では、何のために、全国大会を実施するのだろうか?

1つの答えとして、「目標に定めやすい」 事が挙げられる。

全国大会で少しでも良い結果を残す為、日々の活動に精進する。

おそらく、多くのサッカー少年達も、小学生最後の 全国大会を 1つの目標にしている事だろうとは感じる。

高校サッカーで活躍する、プロになる のは、まだ先なので 小学生の全国大会は身近な目標となるのだろう。

小学生が 1つの目標にするために、全国大会を開催する。

これだけなら、大きな問題にはならないとは、感じるが、、

ここに、勝利至上主義的な 多くの大人が関与してくるから、具合が悪いのだろう。

子供の勝利意欲以上に、大人の意識が高すぎる為、子供達が悲鳴を上げる。

子供は、他の遊びもしたいのに、大人が1つの事に執着しすぎるため、子供達は他の可能性を消されてしまう。

つまり 大きな問題は、主役が、大人になっている事であり、

子供達は、大人の夢、希望を叶える 手段になってしまっている事が一番の問題なのだろう。

そして、大人達は、子供達に伝える

「あなたの事を思って、、、」と。

問題解決のカギは、大人が自分自身の活動をすること

30年以上前の週休1日の頃は、休日に 今ほど、大人が子供のサッカー応援に行く事など、ほぼ無かった。

大人は大人の世界があり、子供にも子供の世界がある。

当時は、これが当たり前であり、サッカーは子供の遊びという認識が強く、親達も 運動会の応援感覚で試合観戦していただろう。

しかし、今は 大人達の状況が変わっている。

土日祝は、サッカー試合の送迎。

平日は、スクールに通わせ、自主練にも付き合う。

これだけ懸命に尽くしているのに、、、真面目にやらない、結果が出ないと、、腹立たしくなるのだろう

本来は、子供の遊び、、子供の世界なのに、、、、

では、なぜ、大人がこれだけ 子供に関わるかと言うと、、、大人の時間がありすぎるから。

つまり、大人が夢中になれる事を持ってないから、子供に夢、希望を託すのであろう。

私自身も、サッカーに夢中であった頃は、娘の別スポーツには非常に寛容になれた。

結果はどうであれ、頑張って欲しい。ただそれだけを願っていた。

しかし、娘の周囲の大人達は、、、勝利至上主義で、子供に夢中だ。

私が サッカーで夢中になっていた様に、、、、

つまりは、サッカーに携わる大人、保護者も、、別の 趣味、好きな事、夢中になれる何かを持てると、もっと寛容にはなれる。

「サッカー」しかないので、それだけに執着する。

それで、、結果がでないと、、、全てが終わった様に思えるのだろう、、だから、、結果に拘り、 勝利至上主義となる。

つまり、勝利至上主義は、私がこれだけやっているのに、、、、と子供の意識を無視した 自己満足にすぎない。

まとめ

スポーツ庁は、サッカー含めた少年団の全国大会を中止する検討を始めたそうだ。

理由は、いきすぎた 勝利至上主義。

本来は、子供が活動する目標の1つとして、「全国大会」はうってつけなのだが、

子供以上に 大人達が熱くなりすぎ、問題になっている事が多い。

このような大人達は、「あなた達のために、、、」と全ての時間を 子供に当てるので、さらに、結果を求めるのだろう。

結果に満足しないと、、、暴言、暴力、体罰、、など、行き過ぎた行動にも出るのだろう。

これらを防止する1つの手段は、大人が 「サッカー中毒」にならないこと。

「サッカー観戦」は1つの楽しみとして、他の趣味、好きな事を作れば良い。

子供に夢、希望を押し付けるのでなく、自らが、年齢関わらず、何かにチャレンジすべきだとは感じる。

そうすれば、、子供にも 、もっと寛容になれるだろう。

最後まで読んで頂き有難うございました。

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