幼少期から地元のチームでサッカーを始めた選手。
チームでは中心選手で活躍するが、何か物足りない。
そんな時、スクール、トレセンなどで知り合った仲間から誘いを受ける
「一緒にサッカーしないか?」
良くある移籍のパターンであるが、、本当に良いのか
今回は、そんな話がテーマ。
移籍先でレギュラーは保証されない
巧い選手が、より良いチームへ移籍を考えるのは自然な流れです。
しかし、本当に移籍先でレギュラーになれるかは、保証されません。
移籍先の監督からは、甘い言葉で誘いを受けても、最初だけ。
通用しなければ、当然、レギュラーにはなれません。
移籍する前には、レギュラーで無くても良いのか、は良く考えておきましょう。
では、筆者クラブでもあった事例をもとに、レギュラーになれず、補欠またはBチームになってしまう選手の特徴を上げてみます。
ちなみに、筆者のクラブでは、移籍希望選手には、今のチームに留まる事を推奨しています。
チーム内にボールを保持する選手は多くいらない
足元に自信があり、巧い選手。
ここで注意すべきなのが、試合で活かせてるかという事。
良くあるのが、巧い選手特有の ボールを持ちすぎる傾向。
ワンタッチでプレーした方が良いチャンスの場面でも、持ちすぎるため、バックパス。
ボールを奪われないなら良い方なのですが、奪われるまで保持するのは最悪です。
これでは、「巧い」という個性が生かせません。
特に中盤を担う選手であれば、ボールを繋げる事ができなければ試合が成り立たない。
味方からパスを受け手、別の味方にパスを通す決定率、5割を切るようであれば難しい場合もあります。
対戦相手にもよるが、9割以上、味方に繋げているようであれば、移籍先でも問題なく活躍できるでしょう。
守備ができないとレギュラーは難しい
巧い選手達は、ボールを扱う練習では、非常に目立ち優秀です。
しかし、試合では、当然、守備をする事も必要です。
これができないと、難しい。
野球で言えば、ヒットは打てるけど、エラーばかり、の様な所でしょうか
強豪チームとの緊迫した投手戦で、エラーで失点は避けたいものですよね。
これは、サッカーも同じことです。
守備で最も避けたいのが、1対1で容易に抜かれてしまう事。
サッカーはそれぞれのポジションが責任を果たすで成り立ちます。
当然、カバーなど保険はありますが、あくまでも、保険。
守備の弱い 穴 があると、公式戦では、そこを突かれ、ピンチを招きます。
相手の身体にも触れれない軽い守備しかできないのであれば、巧い選手であっても、レギュラーは難しい場合があります。
スピード(瞬発力)が無いと潰しがきかない
巧い選手が移籍する場合、確認して欲しいのが、移籍先の上位学年トップチームの試合です。
移籍した場合、上位学年トップチームでもレギュラーを取れるかは、チャックすべきポイントです。
どこのチームも同じでしょうが、チームレベル関係なく上位学年の試合に呼ばれる選手がいます。
そこで通用するのは、巧いのは当たり前ですが、上位学年と同等では、上位学年の中盤ポジションを奪えません。
すると、必然的に、サイドなど一定のスピードが必要なポジションを任されます。
その時、上位学年でも通用しなければ、試合に呼ばれる事はありません
つまりは、移籍先で中盤のポジションを奪えない時は、その他ポジションとなる。
その時は、上位学年でも通用するくらいのスピードが無ければ、ポジションとしての潰しがきかない。
クラブのレベルは、上位学年を見てもある程度検討は、つくので確認する事も必要でしょう。
キック力が無い
高学年では、ペナルティ外からでも得点が出来るのが基本となります。
巧い選手にありがちなのが、ボールが蹴れないこと。
筋力は、中学以降に付けるので良いとの考えもあり、将来は分からないですが、
現小学生の段階で活躍するには、最低限のキック力は必要です。
巧い女子選手が、低学年では、男子に混じり中心で活躍できても、高学年になりダメになる大きな理由はこの部分です。
キック力が無いというのは、シュートだけでなく、パスも弱いので、カットされる率も高まります。
移籍先のパス強度がどの程度かは確認しておきましょう。
まとめ
巧い選手が移籍先で補欠になり勝ちなのは、4つのパターンです。
移籍する前に、大丈夫かは確認しておいた方が良いでしょう。
1.ボールを保持しすぎて、試合で活躍できない。
→ 確認法として、移籍先の中盤選手のパス決定率と自分の決定率の比較。
対戦相手にもよるが、同等以上であれば、中盤を任せてもらえる可能性はあります。
2.守備ができない(特に1対1で負けることが多い)
→ 移籍先がどこのチームと試合をするのか、個人レベルを確認しておきましょう
3.潰しがきかない(スピードが無い)
→ 上位学年の試合でも通用するか確認しておきましょう。
4.ボールを蹴れない
→ 高学年であれば、ペナルティ外からシュートが入るかは確認しましょう。
移籍は、大人の転職と同じです。
慎重、かつ 大胆に、行動する事が必要ですね。
最後まで読んで頂き有難うございました。
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