あの監督のサッカースタイルは、ダメ。
あの場面で パスは、ダメ。
あの練習は、巧くならない。
あのやり方は、、ダメ。
つまり、1つの正解を根拠として、何かを否定する大人達。
これが 今回のテーマ
正解は無いが、答えを欲しがる大人達
サッカーに正解は、ない。
とは、分かっていても、答えを欲しがる大人が多い。
「どうすれば、サッカーが巧くなれるか?」
「どうすれば、試合に勝てるか?」
「どうすれば、ボールが蹴れるか?」
「どうすれば、速く走れるか?」
いずれの質問に対しても、1つの成功事例が、他の事例にも当てはまるかは別。
つまりは、どれも再現性はないということだ。
毎日、自主練をしてプロになった選手がいても、同じ練習をしたところで、巧くなる保証はない。
強豪チームと全く同じ練習をしても、選手個性があるので、試合に勝てるかは、また別。
同じフォームでボールを蹴っても、選手の癖、個性があるので、巧く蹴れるかの再現性はない。
走り方1つにしても、何パターンかに分類されていて、1つの手法が全てでは無いのがあたり前。
このことは、他の要素を考えてみても良く分かる。
「どうすれば、お金持ちになれますか?」
「どうすれば、健康で、長生きできますか?」
世界でも有名な資産家たちを見ても、、性格も、やり方も、、、人それぞれ、全く違う。
健康の秘訣も、肉ばかりもいれば、野菜だけの人もいる。
いずれも、、正解など ない。というのが最初の結論だ。
それなのに、、、正解を書いたような 書籍、DVD が良く売れる。
やはり、大人は 何かの答えが欲しいのだろう。
選手に答えを教えない真意とは
学校教育が長い私たちは、分かってはいても、どうしても、1つの答えが欲しい。
だから、成功マニュアル 的なものが良く売れる。
しかし、子供にとって、それが必要だろうか?
「サッカーが巧くなる方法」
「ボールが強く蹴れる練習法」
確かに、これを見れば、巧くなれる確率は高まるが、次の段階では
「良い学校に入れるマニュアル」
「素敵な人生を過ごす道しるべ」
が必要になり、常に、マニュアルに沿って動いていく事になる。
つまり、常に答えがあるので、自分が 考える 習慣が無くなるということだ。
これからの時代、単純作業は全て機械がやる事になり、人が実践するのは、、複雑な事、考える力は必要不可欠。
考える力が不足すれば、、機械に、親に、誰かに、、命令されたことをやる?
まとめ
サッカーに正解は無いのに、答えを欲しがる大人が多い。
極端に言えば、少年サッカーで試合に負けても、正解、不正解 かの判定はできない。
負けた事で、選手に火が付けば、正解と捉えれるし、勝ったことで過信になれば、不正解となる。
つまりは、どんな結果になったとしても、正解はないのに、、
正解、不正解の答えがどうかを議論するよりも、どの様に、選手達が 自分なりの回答をするか、過程の方がよほど大切。
ネットなどで答えとされる情報が多い時代だからこそ、少年サッカーを通じて子供達には 考える力をはぐくんで欲しい。
サッカーをしていた子供達は、思考力がない って言われるよりも、
サッカーをしていたからこそ、何かを生み出す スペシャリストになっていた と言われたいものですね。
最後まで読んで頂き有難うございました。
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