最近のサッカートレーニングでは、ボールを扱う技術以外でも、多くの要素が必要だと言われ、ネットの中でも、様々なトレーニングが紹介されています。
俊敏に動こう、筋力をアップしよう、頭を使おう、良い判断をしよう、、、、などなど。
しかし、よく考えてみると、それらの要素をつかさどる根源となるのは、食事なのです。
そこで、今回は、盲点となりがちな、食事の大切さに関わる事をテーマにあげてみます。
子供と大人では違う
現在流行している良いとされている事柄が、子供にとっても良いとは限らない事は理解しておく必要がある。
例えば、アンチエイジング、脂肪減少などの効果をもたらすとされる、16時間以上の空腹を作る健康法。
空腹時間で細胞活性化を図る考え方なのだが、子供のとっても効果があるかは、微妙なところだ。
今回、紹介する事項も同様に、子供にとって正しいかは、各自で判断して頂きたい。
添加物の恐怖
こちらは、大人、子供共通する悪い事例として挙げられるだろう。
そもそも、800種類以上あるとされる食品添加物は、食べ物ではなく、人間が作り出したものも多い。
合成品によっては分解されず、発がん性の疑いがあったり、遺伝子の突然変異を発生させたりすることがわかっている。
また、添加物の安全性は、動物実験で添加物1種類の効果しか確認されておらず、人間での調査および複数の添加物が混合した時の影響などは調査されていないそうだ。
このような添加物は、コンビニ弁当、おにぎり(たらこ)、菓子パン、サンドイッチ、カップラーメン、ハム、ウインナー、、など日常溢れている。
子供の将来のために、「サッカーをさせる」以前に、「子供の健康」には、気を配りたいものだ。
ちなみに、補足として、「無添加」と表示されているものに、「醤油」などの材料が使われているとしよう。
この場合は、醤油に入っている添加物の表記は不要だそうだ。
という事は、本当に「無添加」を探すのは、難しいのかもしれない。
栄養障害
子供が、起こす問題については、栄養障害が主原因であり、食事改善により問題が解消する事があるとされる。
具体的には、
低血糖症 : きれやすい、無気力、忘れっぽい、うつっぽい、
たんぱく欠乏: すぐ疲れる。違う事すると体調崩す。
鉄欠乏: アレルギー、成長痛、感染症、怪我
ビタミンB群欠乏: エネルギー不足、学習力低下、脳神経
ビタミンD欠乏: 免疫力、メンタル不安定
などがある。
通常の健康診断での血液検査では、15種類程度を調べるのだが、栄養セラピーでは、60種類程度の血液の状態を検査するそうだ。
気になった方は一度調査し、不足している要素は、サプリなどを活用しても良いそうだ。
ちなみに、甘いものを食べすぎると、ビタミンBが甘いものの消化に回され、脳での消化には使われなくなるそうだ。
500mlペットボトルのジュースには、54gの糖分が含まれており、飲みすぎると脳は活性化しないという事なのだろう。
タンパク質と炭水化物
最後は、2大栄養素の関係について。
人間の食欲というのは、「タンパク質」の摂取量によって左右されるそうだ。
つまりは、
肉のような、高たんぱく質 低炭水化物は、必要なたんぱく質がすぐに取れるので、食べ過ぎる事はない。
米のような、高炭水化物、低タンパク質は、必要なたんぱく質がなかなか満たされないので、食べ過ぎてしまう。
ということは、
身体を大きくしたいなら、炭水化物中心。(お相撲さんが、米を沢山たべるのも納得)
身体を絞りたい場合は、たんぱく質中心。(マッチョな人が、プロテイン飲むのも納得)
となる。
摂取エネルギーの最適なタンパク質比率は15~20%
1日に必要なたんぱく質量は、大人1~1.5g×体重。子供1.5~2g×体重
塩っぽいのが欲しいのは、たんぱく質が不足している場合もあるそうだ。
ちなみに、ジャンクフードは、低たんぱく質、高炭水化物であり、満腹になりやすい食物繊維は除去されているので、なかなかお腹が満たされず、必要以上に食べ過ぎてしまう。
つまりは、企業側が、大量に摂取してもらおうと、そのような食品を作り出しているという事を理解しておく必要があるだろう。
まとめ
日頃の練習の成果が積み重なり、「技術」となる様に、日常の食事の成果が積み重なり、「心身」となる。
この考えのもと、私のクラブでは、炭水化物をたくさん摂取してもらうため、試合の昼食は、おにぎり主体とし、菓子パン、カップ麺は禁止としている。
食事&栄養の学習は、子供のためだけでなく、自分自身が健康が気になる年齢になっても役立つので、ぜひ、この機会に、学んで頂きたい。
このブログが何かのお役に立つたてば嬉しいです。
最後まで読んで頂き有難うございました。
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