試合では、勝った方が「強く」負けた方が「弱い」と言われる。
つまり、試合が終わるまでは、どちらが、「強い」「弱い」かは分からないのだ。
しかし、「強い」「弱い」には傾向があるというのが、今回のテーマ。
弱いチームの傾向
では、弱いチームは、どのような傾向があるかをみてみよう。
最も顕著なのが、試合時の3つの傾向だ。
①2点差が開くと追いつけない
試合中に2点先制された時、選手、監督は、どのような対応をとるか
試合テーマを与えて、それをやり抜くのであれば、点差関係なく、プレーを続行するのは全く問題ない
しかし、勝敗に拘った試合では、そうではない。
2点差がついた時に、選手、監督が、「逆転できる」と本気で思えているか はとても重要だ。
例えば、自分達より、実力が下回る下の学年との試合で、2点で負けているなら、どのような思いになるだろうか
「ここで、負けるはずがない」
と思うだろう。
この思いがあれば、それまでのプレーとは異なった気迫あふれるプレーが重なり、点差が縮まる確率は高まる。
そして、この2点差を逆転できた試合を何回経験できるか、というのは、実はとても重要なのだ。
経験が多ければ多い程、1点先取されたくらいでは、決して慌てる事はなくなるのだ。
ちなみに、
過去のブログでも触れたが、1点差で負けるのと、勝つどちらが多いかでそのチームの状態が判別できる。
しかし、弱いチームというのは、少し訳が違う。
妙に頭の良い選手達は、2点追いつくのは難しいと考え、諦めてしまうのだ。
だから、何度やっても、2点差をひっくり返す経験は持てない。
成功体験が無いと、自信もなくなり、悪循環となるわけである。
その結果、大敗する試合が増えてしまう。
②5点差が開くと試合をボイコットする。
強豪チームでも、年上との試合、テーマを与えた試合では、点差が開くことがある。
ただし、試合開始時と、点差が開いた状態では、プレーの質が落ちる事はない。
しかし、弱いチームは
選手達の傾向として、
走らない、味方の責任する、話をしない、ボールを触ろうとしない、、、、
選手だけでなく、監督までもが、
怒鳴り散らす、無口になる、大幅なメンバー交代、、、
このように、試合開始時と、点差が開いた時では、プレーの質が全く変わってしまうのだ。
試合は、あくまでも、練習成果を試す場であり、最後まで、やり遂げないと意味が薄れる。
③勝利した試合では相手を尊重しない。
本当に強いチームは、更なる上を目指しているので、点差が開いた勝利であっても、単純に喜ばない。
点差が開いた試合こそ、厳しいテーマを与えて、チームを叱る
特に、厳しく叱るのは、相手に対する「敬意」も入っている。
点差が開いた時、相手チームは「戦意喪失」している
そこに輪をかけて、楽しそうにプレーしていたら、相手はどのような気持ちになるだろう。
普段試合をさせて頂いている、相手の実力が伸びなければ、自分達の実力も上がらない。
これが分かって入れば、点差が開く試合程、自分達のチームの選手達には厳しくする。
同様に、ABなど複数チームに分かれる場合もだ。
全勝したAチームが歓喜している一方、全敗したBチームが悲哀していたらどうだろう。
強いチーム程、厳しいのは、相手に対する敬意が含まれる場合もある。
ただ、弱いチームは、その場の点差だけで舞い上がる。
結果だけで、試合に一喜一憂するので、当然、なぜ勝ててるのかの分析もしない。
この傾向が顕著にでるのが、4年の試合。
4年では、最強と言われていたが、、、、肝心の6年全国大会では勝てない。
すると、当然、その先のカテゴリーでも、、、、となる。
まとめ
「強い」「弱い」は、試合が終わるまで分からない。
だから、試合途中で勝手に「自分達は弱い」と決めない事が大切。
「自分」が「弱い」と決めてしまうと、プレーの質が変わってしまう。
これは、選手だけでなく、監督、保護者も同じ。
どんな試合でも、最後まで、諦めない。
この心の問題が、「強い」「弱い」を左右するのだろう。
あくまでも、「強い」「弱い」は、周りが決めるのでなく、自分達が決める。
では、次回は、弱いを強いにする方法をテーマにしてみよう。
最後まで読んで頂き有難うございました。
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