保護者閲覧注意!PK勝利の3つのポイント

サッカー
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勝負強いチーム作りへ

高学年になると、公式式戦が始まり少しずつ勝敗も意識する様になる。

勝率は、対戦相手にも依存するが、強豪と言われるチームは、ほぼ負ける事がない。現に、私が担当したチームの勝率は9割以上。これだけ聞くと、対戦相手が弱かったのだろう。と思われるのであろうが、3点差以内で勝敗を決するのが大半である。一般的に、3点差以内の試合は、次同じ試合をすると、結果が変わると言われているので、対戦相手に恵まれているわけではない事は、理解頂けるであろう。さらに、重要な事は、勝負強いチームの条件は、1点差で負ける試合より、1点差で勝つ試合の方が多い事、確率でいえば、6割以上は必須です。このように、勝負強いチームの育成こそが、全日など、トーナメントの決戦を制するのだろうと確信している。

PK戦勝利の3つのポイント

時間内で勝負がつかない場合は、PK戦となる。通常の練習試合レベルでは、意識する事はないが、全国大会の予選含めた、勝負に拘る試合では、PKに備えた3つの準備をしているのだ。

①キッカーの準備

低学年の間は、蹴りたい選手、頑張った選手、自信をつけさせたい選手など、その場に応じてキッカーを決めて、対応している。しかし、4年生になると、3年後の全日を見据えた準備に取り掛かる。まず、PK戦では、どの順番で、誰を蹴らすかである。公式戦外では、1名PKなど、大会に応じて人数も変わるので、最初の1名は、FW選手。これは、自分が試合中にファールを貰いPK確率が最も高い事とFWには得点感覚を向上させること、自信を持ちシュート数を増やさせる事など、の狙いだ。4年の段階でシュートが枠にいかない事が多々あっても、3年間我慢すれば、精度は上がり、結果的に試合中に得点を決める確率はアップする。2番目、3番目の選手は、ゲームメイクなど、試合の中心選手だ。当然であるが、技術もあり、安定感もある。彼らが外して敗戦すれば、諦めも付きやすい。4番目以降は、試合出場機会が多い順となるが、4年生から、PK安定度など、3年かけて、調査していくことが大切だ。つまり、PKのキッカーの順番は4年以降から想定しておいた方が良い。またキッカーの準備は、もう1つあり、自信のある方向を決めて、蹴る事である。直前になり、GKを見て蹴るのでは、緊張、迷いが生じ、失敗する確率が上がる。このため、練習段階から、自信のある方向を決めて、本番では、いかに、決めた方向に蹴らないそぶりを作るかである。この積み重ねが3年間。

②相手の分析

次にこちらは、2年程の準備となるのだが、ライバルチームのPK戦は、動画撮影する事である。先も述べた通り、キッカーはある程度、蹴る方向を決めていたり、ある程度の癖がある。当然、キッカーは自身のある方向に蹴りがちなため、相手の蹴る位置を分析するのだ。そして、実際の大事な試合では、相手キッカーが得意な方向を若干広く開けて構え、その方向へと誘導する。逆に、不得意な方向に外す傾向があるのであれば、得意な方向を狭めて立つ。更には、右利きの場合、サイドキックで蹴るのは、右方向、インステップで蹴るのは、左方向が多く。慎重な性格は、サイド、強気な性格はインステップの傾向もあり、予測して構える。どちから分からない場合は、サイドキックは正確で外しにくいがスピードが遅い、インステップは、スピードが速いがミスしやすい 事を踏まえて、サイドで蹴る様に誘導させて、その方向にGKが飛ぶのも有効だ。これらは、自チームの経験を踏まえて、練習していくのが望ましい。

③現場での指導者の声

上記2点は、健全なるスポーツシップなやり方であるが、3つ目は、少し卑怯なやり方。全指導者にお勧めする事はないが、こういう考え方もあるって事で理解して頂きたい。更には、このやり方は、通常の大会では絶対にやってはならず、全日など、ここぞの勝負時のみやってこそ、効果がある事はお伝えしておく。前置きが長くなったのですが、説明。実際にPKが始まるときの話しだ。自チームの選手がキッカーである時は、頑張れー、大丈夫、外すな、、、など、声かけは一切不要。むしろ、緊張にもなるので、練習試合含めてしてはいけない。しかし、自チームが守りの時は、逆だ。成功する確率の方が高いPK戦。GKは頑張りようがなく、声をかけても、緊張が増す事は一切ないので、GKに対して声をかける。これだけ、聞けば、健全なるスポーツであるが、実際のところの目的は、相手キッカーに声を届かせて緊張感をあおってるのだ。例えば、「大丈夫とめれるぞ!」「どちらにも飛ぶな!」「動かなくて良い!」など、GKに対して発した言葉は、相手キッカーの心理にどう影響するだろうか。そう、キッカーは、「止められる」意識が強く働き、普段より狙わないとダメと思うのだ。つまり、勝手に枠外に外してくれる確率が増すのである。

まとめ

いかがでした。PK戦の極意。6年全日トーナメントで1点差、惜しかったなー。PKだから仕方ないね~。ではなく、勝負は3年前からスタートしているのです。自チームの選手達のために、やれる事は全て準備しておきましょう。

では、今回もちょっとマニアックな話でしたが、チームを持たない私だから出来た話かとは思います。

最後まで読んで頂き有難うございました。

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