保護者、選手の立場なら、
「サッカーのコーチ」ってサッカー巧いのやろうと思われるのですが、実は、そうではない事もある。
「審判」って公平に判定しているのだろうと思われるのですが、実は、そうではない事もある。
「トレセン選考」って基準あるのでしょうと思われがちですが、実は、そうではない事もある。
今回は、私自身が経験し感じた、上記3つをテーマにしてみたいと思います。
指導者は、サッカーが巧いとは限らない
私が所属した団体は、それなりの結果も残しているのですが、指導者になるためには、資格は必要ありません。
おそらく、大半のチームがそうだと思います。
クラブに認められれば、サッカー未経験者でも、直ぐに指導者になれます。
承認されるかは、サッカー優劣よりも、人間性が重視され、子供と接するのに問題ないかって部分です。
また、サッカーの指導者免許は、D級であれば、未経験者でも取得可能です。
座学の講習を受けて、ちょっとした実技練習をするだけです。
おそらく、車の運転免許を取れる方なら、誰でも取れるでしょう。
C級は、少し実技の部分も必要になってくるが、サッカー経験者なら、取得可能です。
ちなみに、私も免許取得したのですが、受験費用がとても高い。
高すぎる!その割には、、、
このように、サッカーの指導者は、誰でもなれるので、
だから、指導者は、 「サッカーが巧い」 とは限らないのです。
ただ、誤解が無いように付け加えたいのが、「サッカーが巧い」=「指導が良い」 ではないという事です。
むしろ、サッカー未経験者は、非常に勉強熱心で、固定概念もなく、チャレンジ精神もあるので、優秀な指導者になる確率も高い。
逆に、指導歴10年以上の指導者や、サッカー実績のある経験者は、成功体験をした「型」があるので、それに当て嵌めやすく、問題となる場合もある。
指導者を、実技、肩書などで判断せず、自分の子供に合っているかで判断してもらいたいのものです。
審判は、公平だとは限らない
公式戦では、審判資格が必要なのだが、4種で必要な審判の資格は、誰でも取れます。(公式戦以外は、資格は不要)
資格取得は、実技はなく、1日の講習後に筆記テストをするだけで、講義を聞いていれば、未経験者でも不合格になる事はない。
このため、公式戦でも、「ペーパードライバー」なる審判員がいるのです。
審判に不満を漏らすのは、許される事ではないが、経験が少ないので、「誤審(事故)」を起こす事は否めない。
また、審判は、自チーム以外を担当する事が一般的だが、人間の感情が入る事がある事も否めず、ファールの捕り方で微妙な違いがでたり、点差が開くと、敗者が有利なジャッジをしたりする。
これらの事を防止するため、決勝などの大事な試合では、審判協会から派遣された審判員が対応する事もあるのだが、こちらの審判員も、どこかのチームに所属されている事が多い。
当然、フェアには判定されているのですが、稀に、そうではない事があるのも事実だ。
このように、審判も「人間」である事は、理解しなくてはならいない。
誤解が無いように、補足したいのだが、仮に誤審があったとしても、「審判」がいないと試合ができない事は理解し、審判を敬い、リスペクトする精神だけは忘れてはならない。
最後に補足。
公式戦で審判をすると、「謝礼500円~3000円」が貰えるのが一般的だと思っていたが、地域によるらしい。
トレセン選考は優劣の順番だとは限らない
まず「トレセンコーチ」はすごい指導者だ。
というのは、誤解である。
先の通り、誰でも取れる免許を所得して、トレセン活動に参加できる時間があれば、トレセン活動に参加できる場合が多いのです。
現に、私自身も、サッカー実績の何もない学生だった頃、時間だけはあったので、トレセン指導者として活動していた。当時は、トレセンコーチという冠がついたので、調子に乗っていたが、今となっては恥ずかしいばかりです。
ところで、トレセン指導者になり、活動に参加していると、「選考会」なるものが存在する。
選考基準は、各指導者が点数化して、多数決で決める事が一般的だと思うが、普段の練習でも見ている事が多いので、上位の選手はほぼ確定している。
問題になるのは、中間層、ボーダーラインの選手をどのように決めるかだ。
これは、トレセン活動の在り方、指導者の好みにもよるが、私自身は、「トレセン」は、チーム活動では出来ない活動をする事が目的。
だと思うので、大きな差がない選手層の選定は、チームバランスを考慮して、出来る限り、沢山のチームから「トレセンメンバー」に入ってもらいたいと思う。
このように、トレセン合否は、単純に優秀な選手を上から順番に決めている訳でない事だけは、確かであり、トレセンコーチの好みで合否がきまるのの事実である。
だからこそ、トレセンが不合格でも、それほど、落ち込む必要はないとは思う。
まとめ
いかがでしたか
指導者、審判、トレセン についての話。
いずれも、人間がやる事であり、「間違い」もあり「好み」もある。
それぞれの立場をリスペクトして、全てを受け入れる事こそが、選手の成長に繋がると感じます。
このブログが何かのお役に立てば幸いです。
最後まで読んで頂き有難うございました。
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