試合の〇〇を読める選手とは

サッカー
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サッカー試合の昼休み。

試合のプレーについて、親子が揉めそうになっていると、仲間がその子に声をかける

「おい、練習いこうぜ!」

現場の空気を察した、言動の一例である。

今回は、サッカーでも重要な 試合の流れ(空気)がテーマ。

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選手には「型」を教えるの無く、思考力を育む方が優先である

先の事例で昼休みに選手が取った行動。

これは、親や指導者が、親子で揉めている時には、声をかけよう と指導している訳ではない。

親が、「困った人がいれば、助けよう」

指導者が、「チームは仲よくしよう」

など、選手がどのような行動をするかではなく、どのような思考をするのかを教えているだけの話。

実は、これは、指導にも直結する話でとても奥が深い。

例えば、小学1年生に子供達に PKのシュート練習をしたとしよう。

型に嵌めるのであれば、

指導者は、「GKの手が届かない、両サイドの隅をねらう」と教える。

すると、選手達は、狙う方向を見て、その方向へ蹴るが、、、当然、GKはその場所が分かるので、直ぐに取られてしまう。

取られた選手は、指導者の言うわれた通りに実践しているのに、、結果に繋がらない。

すると、指導者はすかさず、GKにバレてるから、となり、選手はまた指示に従った行動をする。

これで入れば良いのだが、入らなければ、また、次の理由へと続いていく。

つまり、型に嵌めると、選手は考える事なく指示を待ち、指導者以上の能力を生み出しづらいということになる。

一方で、選手の思考を育むのあれば、「ゴールに入れば良い」ただそれだけを伝える。

すると、一部の選手は、GKの動きをみて、騙そうとする、右へ蹴ろうとして、左へ、、、など。

鬼ごっこの時に、捕まらない事、などと同様、遊びの1つとして、選手がその場の空気を感じ取り、行動するのだろう。

結果、入らなければ、どうすれば入るのか???

指導者の考え方(ルール)に対して、自分なりの考え方を模索するのである。

この時、一部の子供は、ボールを前に置こうとしたり、蹴りやすいボールを選択したり、GKが構える前に蹴ってしまったり、、、

これこそが、、真の狙いである。

この時、選手に発想がでなければ、あえて、指導者が 少しずるいプレーをしてヒントをだすが、指導はしない。

つまり、少年サッカーでは、「型を教える」よりも「思考力を育む」 方が重要である。

サッカーを相手を騙す競技である

学校関係者であれば、「騙す」「奪う」などの事を指導するのは論外であろうが、サッカーではそれが 当たり前。

相手を「騙す」 相手のボールを「奪う」 が基本であり、少し ズル賢いのが丁度良い。

先のPKでボールをずらした選手は、高学年になると、FK、CKの位置を少しずらす。

選手自身が、自分が有利にプレーできるように、みんなを騙すのである。

このような事は、指導者が教えるのでなく、選手に知恵として気づいてもらう。

ここでは、あえて、具体的なプレーは挙げないが、思考力のある選手達は、他にも沢山騙すプレーを実践している。

現場では、気づきにくいが、録画したプレーを再現してみると、、良くわかる。

思考力があると試合のやり方も変わる

「型」に嵌められた試合をするチーム。

これは、決して悪い訳ではないのだが、「試合に勝つ」という要素が欠落しているチームがあるのも確かである。

本来、サッカーは、時間内に点を取りあうゲームであり、如何に美しいパスがだせたか、繋がったか、技ができたかなどは無関係。

最近の内容ばかりを重視する傾向が、特にこれを強めているのかもしれない。

1点差で負けていて、時間も残り僅かなのに、GKからパスを繋いでいく。

コーナーキックのチャンスがバックパスの連続で、自陣のGKへのパスにまで行ってしまったなど。

決められた、「型」が先行して、「試合に勝つ=ゴールを決める」という意識が低い。

練習した「型」を試合で試すだけという目的なのであれば、否定はしないが、、その割には、勝利至上主義、かつ補欠がありと相反する状況だ。

一方で、サッカーは、時間内に点を多く入れた方が勝てるスポーツである。

単純なルールをしっかりと伝えているチームであれば、選手達の試合の進め方は違う。

同じ状況であったとしても、試合時間帯、点差、相手レベル、、、など、他の環境も考慮したプレーを選択する。

時間が僅かで負けているのであれば、守備の選手も攻撃参加したり、最後のチャンスとなれば、GKも上がる。

逆に勝利して残り僅かな時間であれば、味方CKは蹴らずにキープする。

これらは、指導者が伝えてるのでなく、選手自身が状況を考えて実践しているプレーなのだ。

よく言われる、試合の流れを読める選手。

これこそ、試合の環境に応じて、自らが思考した事を実践できる選手なのかもしれない。

まとめ

試合の結果に拘りたい時には、試合の流れを読める選手はとても貴重です。

彼らの1つ1つのプレーは、教えられた「型」を実践しているのでなく、自らが考えて行動する事の方が多い。

そのためには、幼いころから 「考える習慣」をつけ「思考力」を育む必要があるのでしょう

「型」ばかりに拘りすぎると、指導者以上の選手にはならいので、要注意です。

最後まで読んで頂き有難うございました。

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