幼い頃から、勉強一筋。
小中高と部活もせずに、友達もいない。
大学になり教員免許を取得し、学校の先生になった。
世間の事、人の気持が分からない、成績優秀な学校の先生。
マニュアル通りの授業を淡々とこなすこの先生は、果たして良き教師だろうか
サッカーであれば、世間で言われる「パサー」
パスだけが、超一流であれば、良きパサーとして評価されるであろうか
当然であるが、彼らは、パスだけが巧いわけではない。
その裏には、隠された能力があるということ。
今回は、そんな話がテーマ。
1対1の勝負とは
試合中、 ボールを持った状態で相手選手とマッチアップする。
この時、相手と勝負するとは、どういうことだろうか
それは、字のごとく、「勝ち」「負け」を付けるということである。
つまり、ボールを持った状態の選手が 「勝つ」 とは、
「ボールが、相手の嫌がる場所へ移動する事」=(相手を降参させること)
である。
これには、2通りのパターンがある。
1つは、ボールも身体も相手を置き去りにすること
いわゆる、「ドリブルで勝負する」と言われる状況である。
これの攻略方は、沢山紹介されているが、結論だけ述べると、「徒競走」で勝つということだ。
極端な例であるが、ボールを前方に蹴りだし、「徒競走」で勝てれば、勝利となる。
「徒競走」で勝てないから、各種工夫をして、相手より先に前方のボールに触れる工夫をする。
ただ、相手に運ばされているのは、勝ちではない。
これについては、また機会があれば触れるとしよう。
2つめは、ボールだけを置き去りにすること
いわゆる、「シュートを打たれる」と言われる状況である。
こちらは、「徒競走」で勝つ必要がないので、ボールだけを目的地へ届ける。
目的地が、ゴールなら「シュート」と言われ、
目的地が、味方なら「パス」と言われる。
ここで、先の話に戻るのだが、1対1で勝負して、「パス」で勝つとはどういうことか
それは、
「相手が嫌がる場所へボールを移動させること」
である。
分かりやすいのが、中央を切っている相手に対して、中央にパスを通すということだ。
「ドリブラー」から「パサー」へ
先の通り、相手との徒競走で勝負する「ドリブル」勝負には、限界がある。
カテゴリーがあがったり、自分の体力、俊敏性が劣ったり、そもそも、徒競走が遅かったりと、、
その時に役立つのが、「パスで相手に勝つ事」
プロ選手の中にも、ドリブルは超一流であったが、パサーに変更している選手達も存在する。
つまり、彼らは、徒競走では勝てないのだ。
そこで、ボールを通す技術をあげる。
これは、小学年代でもおなじこと。
徒競走で勝てない選手は、相手をドリブルで置き去りにする事は、卓越したフェイントなど、よほど何かをもってないと難しい。
そこで、徹底して、「パスを通す技術をあげる」
言い換えれば、相手が前にいる状態で、「シュートが打てる」ということだ。
さらに、パスを通すことの方が、リスクは少ない。
ドリブル勝負では、相手と入れ違いになる駆け引きをするため、勝負に負けると相手に抜かれたのと同じ状態となる。
一方、パス勝負での失敗は、相手と自分の配置は、勝負前と同じなので、抜かれた状態になっている訳ではない。
良いパサーになるには
では、どうすれば良いパサーになるか?
結論としては、ドリブル勝負と同じ技術を身に付ける。
つまりは、フェイントであったり、ボール扱い技術であったり、、、
違いは、自分が相手と徒競走をするか、しないかだ。
ここで、注目すべきことは、良いパサーは、ドリブルも巧いということ。
これは、トレセン、Jジュニアユースでも、パス主体のゲーム運びに見えるが、
実は、彼ら個人は、とてもドリブルが巧い選手が多い事からもわかる。
彼らは、ドリブルがあってこそ、パスが生きてくることをしっているのだ。
さらに、ドリブルが巧い選手達は、ボールを奪われない自信がある。
だから、相手に寄せられても、勝負せず取られないので、落ち着いてプレーができるのだ。
つまりは、良いパサーになるには、「ドリブル」で必要な技術が不可欠ということだ。
ここで勘違いが起こるのが、
パスサッカーを目指すために、「パス」や「戦術」しか練習しないチームだ。
チームとして守備をしない相手には通用するだろうが、、チームで守備をするチームには限界がある。
さらに、パスしか知らない選手、上のカテゴリーに進めば、、、苦労することもあるだろう。
低学年では強かったが、5,6年になり勝てないチームはこのパターンが多いのも事実だ。
最後に1点注意だが、「パス」で勝負するとは、「逃げパス」とは異なる。
それだけを付け加えた終わりとする。
まとめ
1対1で相手に勝つとは、
「相手の嫌がる場所にボールが渡るかどうか」
自分がボールを触れば、ドリブルで勝つこととなり、他の味方がボールを触れば、パスで勝つ事となる。
いずれにしても、ドリブルで培う基礎の部分は、必要ということ。
つまりは、良いパサーになるには、「パス」「戦術」の前に、ドリブル基礎がないと難しい。
良いドリブラーは、将来、良いパサー、に転校できる可能性がある。
だからこそ、低学年の間に、ドリブル技術は身に付けておきたいものだ。
最後まで読んで頂き有難うございました。
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